コスモスイニシアJP:8844

時価総額
¥250.3億
PER
6.7倍
新築・リノベーションマンション販売、不動産仲介、海外不動産事業、収益不動産開発・販売、賃貸管理・運営、ホテル・アウトドアリゾート運営、オフィス移転・内装工事など多岐にわたる。

沿革

1969-06東京都千代田区に、資本金2百万円をもって株式会社日本リクルート映画社を設立
1974-02事業目的を不動産事業に変更し、環境開発株式会社に商号変更
1974-05宅地建物取引業者免許(東京都知事(1)第27494号)を取得し、分譲マンションの販売事業を開始
1977-05宅地建物取引業者免許(建設大臣(1)第2361号)を取得
1977-06大阪支社(現西日本支社)を設置し、近畿圏でも分譲マンションの販売事業を開始
1985-01不動産仲介事業を本格的に開始
1985-03株式会社リクルートコスモスに商号変更、東京都中央区に本社移転
日環建物株式会社を吸収合併
1986-07不動産賃貸事業を本格的に開始
1986-10当社株式を店頭登録
1987-03株式会社コスモスライフ(現大和ライフネクスト株式会社)の全株式を取得し、不動産管理事業に進出
1990-01株式会社コスモスモア(現連結子会社・株式会社GOOD PLACE)を設立し、リフォーム等工事事業を開始
1990-04一級建築士事務所を設置
1990-09オーストラリアに、Cosmos Australia Pty Ltdを設立し、海外ホテル・リゾート運営事業に着手
1993-07東京都港区に本社移転
1996-04戸建住宅の販売事業を本格的に開始
1998-10お客さま相談窓口「コスモスホットライン」を設置
2004-12日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
2005-06MBO(マネジメント・バイアウト)の手法により、リクルートグループから独立
2006-09株式会社コスモスイニシアに商号変更、東京都千代田区に本社移転
2009-07首都圏各支社(横浜支社・北関東支社・千葉支社)を統合し、本社に集約
2009-09株式会社コスモスライフの全株式を大和ハウス工業株式会社へ譲渡
2010-10ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
2011-01分譲マンション累計供給戸数が10万戸を突破
2011-07東京都港区に本社移転
2013-06大和ハウス工業株式会社と資本業務提携契約を締結し、大和ハウスグループ会社となる
2013-07東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2014-10株式会社コスモスライフサポート(現連結子会社)を設立
2016-12Cosmos Australia Holdings Pty Ltd(現連結子会社)を設立
2017-10株式会社コスモスホテルマネジメント(現連結子会社)を設立
2017-12株式会社WOOCと資本業務提携契約を締結
2018-03Cosmos Australia Pty Ltdが保有するKBRV Resort Operations Pty Ltdの全株式を譲渡し、海外ホテル・リゾート運営事業から撤退
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に上場
Cosmos USA Holdings Inc(現連結子会社)を設立
2022-05中期経営計画2026を策定
2022-10Cosmos Australia Pty Ltd(2023年3月清算結了)の不動産事業等をCosmos Australia Holdings Pty Ltdへ移管
2024-02大和ハウス工業株式会社及び株式会社共立メンテナンスと資本業務提携契約を締結し、双方の持分法適用会社となる

事業内容

コスモスイニシアとそのグループ会社は、レジデンシャル事業、ソリューション事業、宿泊事業、工事事業を主軸に展開しています。レジデンシャル事業では、新築マンションの「イニシア」シリーズやアクティブシニア向けの「イニシアグラン」シリーズ、新築一戸建ての「イニシアフォーラム」シリーズの販売を行っています。また、リノベーションマンションの「イニシア&リノベーション」シリーズも手がけ、不動産仲介や海外での不動産関連事業も展開しています。

ソリューション事業では、「コスモグラシア」や「クロスシー」シリーズを通じて収益不動産の開発・販売、「コスモリード」や「リードシー」シリーズで収益不動産の中古ストック再生・販売を行っています。共同出資型不動産の「セレサージュ」シリーズの販売、マンションのサブリースやオフィスビルの賃貸管理・運営、不動産に関するコンサルティングも提供しています。

宿泊事業では、ホテル施設の開発・販売やアウトドアリゾート「ETOWA」の企画・運営を手がけています。また、アパートメントホテル「MIMARU」の運営を行うコスモスホテルマネジメントもグループの一員です。

工事事業は、株式会社コスモスモアが担当し、オフィス移転・内装工事、建築・リノベーション工事、マンションギャラリー設営工事などを行っています。これらの事業を通じて、コスモスイニシアグループは多角的な不動産関連サービスを提供しています。

経営方針

コスモスイニシアは、不動産業界において、新築マンションの供給、リノベーション、収益不動産の開発・再生、賃貸管理、アパートメントホテルの開発・運営など、幅広い事業を展開しています。同社は、1974年の創業以来、10万戸を超える供給実績を持ち、新型コロナウイルス感染症の影響による働き方やライフスタイルの変化に対応し、多様化する不動産の利活用ニーズに応える商品・サービスの提供を通じて、企業価値の向上を目指しています。

中期経営計画「中期経営計画2026」では、事業・財務基盤の強化、新たな事業創造、ESG経営の実践を重点テーマとして掲げています。2027年3月期を最終期とするこの計画では、営業利益100億円、営業利益率6%、自己資本比率30%を目標としています。

具体的な取り組みとしては、成長と安定を両立する事業ポートフォリオの構築、セグメント別戦略の実施、新たな事業創造、DXへの取り組み強化、ESG経営の実践などが挙げられます。これらを通じて、安定的な経営基盤の継続強化とともに、リノベーションマンション販売や収益不動産販売を成長ドライバーとし、高付加価値戦略の実現やデジタル活用による収益性の向上を目指しています。

また、レジデンシャル事業では「INITIA」ブランドのさらなる向上を追求し、ソリューション事業では収益不動産販売の拡大と収益性向上を、宿泊事業では「MIMARU」ブランドの強化と新規案件への投資再開を、工事事業では空間設計・デザイン力の強化と事業拡大を目指しています。これらの戦略を通じて、コスモスイニシアは、社会的価値の高い事業運営を実現し、企業価値のさらなる向上を目指しています。