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テーオーシーJP:8841
事業内容
テーオーシーは、不動産事業を基幹とし、関連する多様な事業を展開しています。主に12棟の営業用建物を所有し、貸室、展示場、駐車場などを賃貸しています。関連会社や子会社にも建物や敷地を賃貸し、資産の有効活用を図っています。
テーオーシーの子会社であるTORアセットインベストメントは、浅草ROXに関連する商業施設4棟を所有し、賃貸しています。また、TOCディレクションやTOLCDに商業施設の一部を賃貸し、TOCディレクションはその運営業務を受託しています。
リネンサプライ及びランドリー事業では、テーオーリネンサプライが神奈川県厚木市の工場でリネンサプライとランドリー業務を行っています。製薬事業では、星製薬が胃腸薬や健康食品の製造・販売を手がけています。
商品販売及び飲食事業では、TOCディレクションがROXビルの一部で商品販売を行っています。スポーツクラブ事業及び温浴施設事業では、TOLCDがROXビル内でこれらの施設を運営しています。
ビル管理関連サービス事業では、テーオーシーサプライが内装工事や自動販売機のサービス業務、保険代理業務を行っています。大崎再開発ビルは「大崎ニューシティ」の一部を賃貸し、転貸事業と管理業務を行っています。
情報処理関連事業では、I-TINKが情報処理システムの企画・開発を行っています。関連会社のエイチアールティーニューオータニは、ホテルやレストランを経営し、テーオーシーから「ニューオータニイン東京ビル」を賃貸しています。
経営方針
テーオーシーは、「社会に役立つ企業」という理念のもと、社会と調和しながら顧客に喜ばれる場を提供することを使命としています。この理念に基づき、企業の社会的責任や環境問題にも真摯に取り組み、企業価値の向上を図っています。
同社は、不動産事業を中核に据え、新規事業と既存事業の融合を図りながら、グループ全体の事業強化を目指しています。特に、キャッシュ・フローの拡大と資本効率の向上を中長期的な重要目標と位置付けています。
経営環境においては、都心5区を中心にオフィスの空室率や賃料水準が回復基調にあります。また、商業施設ではインバウンド需要が活発化している一方で、地域差が業績に影響を与えています。
テーオーシーは、持続的な成長を目指し、収益性向上の施策を積極的に実施しています。ビルの運営効率化やリニューアルを通じて、個々のビルの付加価値を高めることに注力しています。
新TOCビル計画では、長期的な視点で高収益化を目指し、計画の見直しを進めています。令和15年頃の着工を想定し、ビルの安全性や利便性を高めるリニューアルを継続的に実施しています。
営業を再開したTOCビルでは、催事機能や物流機能を活かし、稼働率の向上を図っています。これにより、ビルの特性を最大限に活用し、経営基盤の強化を推進しています。