MS&ADインシュアランスグループホールディングスJP:8725

時価総額
¥5.57兆
PER
8.8倍
国内損害保険事業、国内生命保険事業、海外事業、金融サービス事業、デジタル・リスク関連サービス事業を展開する企業。

事業内容

MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、複数の事業セグメントを持ち、多岐にわたる保険および金融サービスを提供しています。まず、国内損害保険事業では、三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、三井ダイレクト損害保険株式会社が主要な役割を果たしています。

国内生命保険事業においては、三井住友海上あいおい生命保険株式会社と三井住友海上プライマリー生命保険株式会社が活動しています。これらの子会社は、日本国内での生命保険商品を提供し、顧客の多様なニーズに応えています。

海外事業は、国内損害保険子会社の海外部門や海外現地法人、海外支店を通じて展開されています。これにより、MS&ADインシュアランスグループは国際的な市場にも対応し、グローバルな保険サービスを提供しています。

金融サービス事業では、三井住友DSアセットマネジメント株式会社や三井住友海上キャピタル株式会社がアセットマネジメント、金融保証、確定拠出年金、ベンチャーキャピタルなどを手がけています。これにより、幅広い金融ニーズに対応しています。

デジタル・リスク関連サービス事業では、MS&ADインターリスク総研株式会社がリスクマネジメント事業を展開しています。これにより、企業や個人のリスク管理をサポートし、安心・安全な社会の実現に貢献しています。

経営方針

MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、持続的成長と企業価値向上を目指し、2022-2025年の中期経営計画を推進しています。この計画の第2ステージでは、グループ修正利益やROEなどの経営指標を掲げ、2025年度までに具体的な目標を達成することを目指しています。

同社は、ビジネススタイルの大変革を進める中で、提供価値、事業構造、生産性・収益性の変革を柱としています。特に、デジタル技術の活用や新たな成長投資を通じて、競争優位性を強化し、リスクソリューションの提案力を高めることに注力しています。

また、同社は「Value(価値の創造)」「Transformation(事業の変革)」「Synergy(グループシナジーの発揮)」の3つの基本戦略を掲げています。これらを支える基盤として、サステナビリティ、品質、人財、ERM(エンタープライズ・リスク・マネジメント)に取り組み、CSVの実現と持続的な成長を追求しています。

事業領域別では、国内損害保険事業の収益力強化や、海外事業の拡大を図っています。特に、MS Amlinのロイズ・再保険事業の拡大や、米国・アジア事業への投資を通じて、リスク分散と資本効率の向上を目指しています。これにより、グローバルな保険・金融グループとしての地位を強化しています。