フィデアホールディングスJP:8713

時価総額
¥309.3億
PER
9.3倍
銀行業を中心に、クレジットカード、信用保証、リース、電力小売、投資など多岐にわたる金融サービス。

事業内容

フィデアホールディングスは、銀行業を中心に多様な金融サービスを提供しています。主な事業セグメントには、銀行業、クレジットカード業、信用保証業、リース業、電力小売業、投資業があります。これらの事業は、フィデアホールディングスとその連結子会社7社によって運営されています。

銀行業は、フィデアホールディングスの中核事業であり、株式会社荘内銀行、株式会社北都銀行、フィデアカード株式会社が主要な役割を担っています。これらの銀行は、秋田県、山形県、宮城県を中心に、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務などを展開しています。

その他の事業には、フィデアリース株式会社、株式会社フィデア情報総研、フィデアエナジー株式会社、株式会社フィデアキャピタルが関与しています。これらの子会社は、リース業務、調査研究業務、ソフトウェア開発業務、電力小売業務、投資業務を行い、フィデアホールディングスの事業を多角化しています。

フィデアホールディングスは、特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については、連結ベースの数値に基づいて判断されます。これにより、透明性の高い経営が求められています。

経営方針

フィデアホールディングスは、地域金融機関としての強みを活かし、東北地方の活性化を目指しています。2009年に山形県の荘内銀行と秋田県の北都銀行の経営統合により設立され、広域的な営業情報の活用とコンサルティング営業を強化しています。2021年には新たな経営理念を掲げ、地域社会の持続可能な発展に貢献することを目指しています。

同社は、2025年度を最終年度とする第5次中期経営計画を推進中です。この計画では、金融仲介機能の充実や取引先の経営改善支援に注力し、GX・DX分野でのコンサルティング営業を強化しています。また、合併シナジーの早期発揮を通じて経営効率化を図り、持続可能な地域づくりに貢献する広域地方銀行グループを目指しています。

さらに、フィデアホールディングスは、荘内銀行と北都銀行の合併を決定し、2027年1月に新銀行「フィデア銀行」を設立する予定です。この合併により、経営統合シナジーを最大限に活用し、地域との関係強化を図ります。2025年度からは、実質的に1行体制での経営を開始し、合併効果の前倒しを目指します。