ジャフコ グループJP:8595

時価総額
¥1352.4億
PER
ファンド運用を通じたベンチャー投資とバイアウト投資を行い、管理報酬や成功報酬、キャピタルゲインを収益源とする事業。

事業内容

ジャフコ グループは、主にファンドの運用を通じたベンチャー投資とバイアウト投資を行っています。ファンドの運用資金は、約3年半ごとに機関投資家や事業会社から募集され、運用期間は10年で、さらに2年の延長が可能です。

ジャフコ グループは、ファンド募集のタイミングに関係なく、有望な企業を常に開拓しています。約3年半を目途に新規投資を行い、各ファンドごとに質の高いポートフォリオを構築します。

投資後は、企業の経営に積極的に関与し、起業家と共に事業の成長と企業価値の向上を目指します。最終的には、新規上場(IPO)やM&AによるEXIT(売却)を目指します。

ジャフコ グループの主な収益源は、ファンドからの管理報酬や成功報酬、そしてファンドへの直接出資によるキャピタルゲインです。事業はファンド運用事業の単一セグメントで構成されています。

経営方針

ジャフコ グループは、成長戦略として国内投資に集中し、ベンチャー投資とバイアウト投資を融合させる方針を掲げています。これにより、利益成長と安定的な収益構造の実現を目指し、企業価値の向上を図ります。特に、国内の有望なスタートアップや次世代を担う起業家への投資を強化し、社会課題の解決に貢献する企業を支援します。

同社は、2025年4月に国内投資に集中することを決定し、アジア・米国でのファンドへの出資を停止する方針を打ち出しました。これにより、国内での投資活動にリソースを集中させ、投資パフォーマンスの向上を図ります。また、海外子会社の譲渡を2026年3月期中に予定しており、国内市場での競争力を強化します。

ジャフコ グループは、投資先企業の成長を促進するために、厳選集中投資と経営関与を強化します。成長ポテンシャルの高い企業を早期に発掘し、リード投資家として積極的に投資を行います。投資後は、事業開発や体制整備に深く関与し、企業価値の最大化を目指します。

同社は、ESG投資の考え方を取り入れ、社会課題を解決する企業の発掘と成長支援を行います。これにより、サステナビリティの実現に貢献し、企業価値を高めることを目指しています。また、パートナーシップモデルを導入し、個人の貢献に基づく成果報酬制度を採用することで、組織力を強化しています。

ジャフコ グループは、ファンドパフォーマンスの持続的向上とリスクマネー供給の拡大を図ります。安定したファンドパフォーマンスを維持し、外部出資者を確保することで、新ファンドの募集を促進します。これにより、リスクマネーの循環と拡大を実現し、企業価値の向上を目指します。