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イオンフィナンシャルサービスJP:8570
事業内容
イオンフィナンシャルサービスは、イオングループの一員として、金融サービスを中心に多岐にわたる事業を展開しています。主な事業セグメントには、包括信用購入あっせん、個別信用購入あっせん、融資、銀行業、保険事業、電子マネー事業、その他のサービスがあります。
包括信用購入あっせんでは、クレジットカードを発行し、会員が加盟店で商品やサービスを購入する際に利用されます。利用代金はイオンフィナンシャルサービスが立替払いを行い、会員から一回払いまたはリボルビング払いで回収します。
個別信用購入あっせんは、クレジットカードを使用せずにその都度契約を行う形で、加盟店が消費者に割賦販売を行う際に利用されます。利用代金は立替払いされ、顧客から一回払いまたは分割払いで回収します。
融資事業では、カードキャッシングや各種ローンを提供しています。カードキャッシングはクレジットカード会員向けの融資で、提携金融機関のATMから利用可能です。各種ローンは、消費者の借入申込に基づき、最長180回の分割払いで回収されます。
銀行業は、子会社を通じて預金を集め、貸出や運用を行います。保険事業では、生命保険や少額短期保険の開発・販売を行い、住宅ローンや医療保険などを提供しています。
電子マネー事業では、会員がチャージした代金を預かり、利用売上代金を加盟店に精算します。その他の事業には、銀行代理業、サービサー、コールセンター、業務代行などがあります。
イオンフィナンシャルサービスの国内セグメントには、リテールとソリューションがあり、イオン銀行やイオン保険サービスなどが含まれます。国際セグメントは中華圏、メコン圏、マレー圏に分かれ、各地域で金融サービスを提供しています。
経営方針
イオンフィナンシャルサービスは、金融サービスを通じて持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。同社は「金融をもっと近くに」という目的のもと、生活者視点に立った金融サービスを提供し、顧客のライフステージや生活環境の変化に対応することを重視しています。
同社は、持続的な成長を実現するために、収益力の強化と資本効率の向上を図り、ROE10.0%の達成を目指しています。これにより、経営指標の向上を図り、企業価値の向上を追求しています。
イオンフィナンシャルサービスは、2030年に「金融をもっと近くにする地域密着のグローバル企業」を目指しています。イオングループの強みを活かし、顧客の多様なニーズに応える金融サービスを提供し、地域密着型のビジネスモデルを確立することを目指しています。
同社は、国内事業において「イオン生活圏」の構築を進めています。電子マネー「WAON」とコード決済「AEON Pay」の融合を通じて、顧客基盤の拡大とクロスセルの促進を図り、地域に根差したサービスを提供しています。
国際事業では、マレーシアでデジタルバンクを展開し、AI技術を活用した金融サービスを提供しています。ベトナムでは、イオングループ共通ポイント「WAON POINT」を導入し、個人向けローン事業を強化しています。
イオンフィナンシャルサービスは、AIを活用した与信管理の高度化や不正利用対策の強化を進めています。これにより、顧客に安全で安心な金融サービスを提供し、リスク管理能力の向上を図っています。
同社は、変化の激しい事業環境において、ガバナンス体制の構築を目指しています。リスク管理の高度化やコンプライアンス意識の深化を通じて、持続可能な成長と企業価値の向上を実現することを目指しています。