大和JP:8247

時価総額
¥22.8億
PER
9.7倍
金沢市・富山市での百貨店運営、友の会運営、印刷、出版、レストラン、ホテル運営、プロパティマネジメント事業。

事業内容

大和は、百貨店業とその他事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。百貨店業では、金沢市と富山市に2つの百貨店を運営しています。これに加えて、連結子会社である大和カーネーションサークルが、百貨店の友の会の運営を行っています。

その他事業には、さまざまな業種の子会社が含まれています。大和印刷社は印刷業を手がけ、勁草書房は出版業を行っています。レストランダイワは飲食業を展開し、大和マネージメントサービスは管理業務を提供しています。また、金沢ニューグランドホテルは宿泊業を営んでいます。

さらに、持分法適用関連会社としてプロパティマネジメント片町があり、不動産管理を行っています。これらの事業は、大和の多角的なビジネス展開を支えています。各事業は、地域社会に密着し、顧客に多様なサービスを提供しています。

経営方針

大和は、地域に根ざした百貨店業を中核に、地域の交流拠点としての役割を果たし、生活文化の向上に寄与することを経営理念としています。石川・富山地区での独自の商品展開と魅力的な営業企画を通じて、地域顧客の期待に応えることを目指しています。また、経費構造の見直しや業務の効率化を進め、収益基盤の強化を図っています。

同社は、グループ内各社が自立的に経営効率向上と利益創出を目指すとともに、コンプライアンスの徹底とサスティナビリティ経営の推進に取り組んでいます。これにより、社会への貢献を通じて企業グループ全体の発展を目指しています。2025年度には、連結売上高165億円、連結営業利益3億2千万円を目標としています。

大和は、百貨店業において多様化する顧客ニーズに応えるため、上質で専門性のある商品とデイリー商品のバランスを重視した営業活動を展開しています。重点顧客層の深掘りと次世代顧客の獲得を図り、新しい商品と企画の開発に努めています。また、地域の有力企業や生産者との連携を強化し、地域密着営業を推進しています。

同社は、成長戦略としてECビジネスの強化や高級家具・インテリア需要の取り込みを進めています。また、人材派遣・販売代行業の活動領域を拡大し、ローコスト運営を推進しています。デジタル化を促進し、効率的な運営を追求することで、光熱費や物流費の増加に対応しています。

従業員のモチベーション向上にも注力しており、働きがいのある環境整備や効率的な業務運営を推進しています。さらに、コンプライアンスとサスティナビリティ経営を重視し、新たな企業リスクへの対応を進めています。これにより、法令遵守と持続可能な経営を実現し、企業の信頼性を高めています。