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松屋JP:8237
事業内容
松屋は、主に百貨店業を中心に事業を展開しています。松屋とその連結子会社であるMATSUYA GINZA.comがこのセグメントを担い、幅広い商品とサービスを提供しています。特に、銀座に位置する店舗は高級ブランドやファッションアイテムを取り扱い、多くの顧客に支持されています。
飲食業も松屋の重要な事業の一つです。連結子会社のアターブル松屋がこの分野を担当し、飲食店の運営や結婚式場の経営を行っています。これにより、顧客に多様な食の体験を提供し、特別なイベントの場を提供しています。
ビル総合サービスと広告業も松屋の事業に含まれます。連結子会社のシービーケーが、松屋をはじめとする企業に対して警備、清掃、設備保守、建築内装工事、装飾、宣伝広告業などのサービスを提供しています。これにより、企業の運営をサポートしています。
その他の事業として、松屋は多岐にわたるサービスを展開しています。東栄商会は用度品や事務用品の納入、キャラクターショップの運営を行い、スキャンデックスは輸入商品の販売を手がけています。また、松屋友の会は商品販売の取次ぎを行い、エムジー商品試験センターは商品検査業務を受託しています。
不動産賃貸業も松屋の事業の一部です。銀座インズと銀座五丁目管財がこの分野を担当し、持分法適用関連会社のギンザコアも不動産賃貸業を行っています。さらに、ライツ・アンド・ブランズがライセンス管理業を営んでおり、これらの事業が松屋の多角的なビジネス展開を支えています。
経営方針
松屋は、顧客第一主義を中心に据えた経営方針を掲げ、顧客満足度の向上を目指しています。この方針に基づき、顧客や株主をはじめとする関係者にとって魅力的な企業グループであり続けることを目指しています。松屋は、社会に貢献しながら永続的な成長と発展を追求しています。
松屋は「Global Destination」を目指す経営計画を策定し、2027年度に連結営業利益5,500百万円、2030年度には8,000~8,500百万円を目標としています。2025年度の営業利益予想は4,000百万円とし、業績の動向を見据えた計画を進めています。これにより、持続的な成長を図ります。
松屋は、2050年度までの長期的な視野で経営計画を進めています。2030年度までに二段階のフェーズを設定し、2025年度から2027年度の第1フェーズではオムニチャネル戦略を推進します。これにより、国内外の顧客に高い利便性と感動体験を提供し、事業基盤を強化します。
松屋は、銀座・浅草に密着した都市型百貨店として、経済的価値と社会的価値を追求しています。銀座への集中投資や地域共創事業、世界へのプレゼンス強化を戦略の柱とし、共通価値の創造を目指しています。サステナビリティ経営や人的資本経営にも注力しています。
飲食業のアターブル松屋では、各事業所の採算管理を精査し、経営資源の選択と集中を進めています。ビル総合サービスと広告業のシービーケーは、顧客満足度の向上を目指し、デザイン力やクリエイティブ力を強化し、外部売上の拡大に努めています。