新光商事JP:8141

時価総額
¥394.5億
PER
42.3倍
集積回路や半導体素子などの電子部品、アセンブリ製品、電子機器の販売・輸出入を手がける事業。

事業内容

新光商事は、主に電子部品、アセンブリ製品、電子機器の販売と輸出入を行っています。同社は13の子会社と1つの関連会社を持ち、これらの企業と共に事業を展開しています。事業は3つのセグメントに分かれており、それぞれ異なる製品やサービスを提供しています。

第一のセグメントは「電子部品事業」です。このセグメントでは、マイコン、システムLSI、メモリ、半導体、コンデンサ、フェライトコア、液晶ディスプレイ、一般電子部品などを取り扱っています。これらの製品は、新光商事やその関連会社であるSHINKO(PTE)LTD.、NOVALUX HONG KONG ELECTRONICS LIMITEDなどが取り扱っています。

第二のセグメントは「アセンブリ事業」です。このセグメントでは、アセンブリ製品の製造と販売を行っています。新光商事とNOVALUX HONG KONG ELECTRONICS LIMITEDがこの事業を担当しています。アセンブリ製品は、電子機器の組み立てに必要な部品を提供します。

第三のセグメントは「その他の事業」です。このセグメントでは、ワークステーション、サーバ、コンピュータ周辺機器、マイクロコンピュータのソフトウェア受託開発、ソフトウェア開発などを行っています。新光商事やノバラックスジャパン株式会社、新光商事エルエスアイデザインセンター株式会社がこれらの事業を担当しています。

新光商事の非連結子会社には、楽法洛(深セン)貿易有限公司とNOVALUX (MALAYSIA) SDN BHDがあります。これらの会社は、電子部品や電子機器の販売、倉庫管理などを行っています。また、関連会社としてAIRUCA株式会社があり、AIソフトウェアやエッジAI端末の開発・保守を行っています。

経営方針

新光商事は、持続可能な社会の実現に貢献することを経営理念に掲げています。多様化する事業課題に迅速かつ最適に対応し、企業価値の向上を目指しています。特に、電子部品商社としての存在価値を高めるため、エレクトロニクス商材やサービスの提供を通じて進化を続けています。

同社は、2026年から2028年までの3ヵ年を計画期間とする中期経営計画を策定しました。この計画では、売上高1,700億円、当期純利益45億円、ROE8.0%以上を目標としています。これにより、持続的な成長と収益性の向上を図ります。

成長戦略として、新光商事は事業ポートフォリオの再構築を進めています。戦略的パートナーシップ企業との共創を通じて、新規コア商材の創出・拡充を図り、既存の優良仕入先商材の拡大を目指しています。また、新規事業領域の開拓を目的とした成長投資やM&Aも積極的に行っています。

さらに、同社は人的資本への投資を重視しています。多様な人材の採用や教育研修投資を通じて、従業員のエンゲージメント向上を図っています。また、2050年カーボンニュートラルに向けた環境への取り組みも進めています。

株主還元方針としては、連結配当性向50%を目途に、安定した配当と成長戦略への投資のバランスを考慮しています。自己株式の取得についても、市場環境や財務状況を総合的に勘案し、機動的に実施する方針です。