ヤマトインターナショナルJP:8127

時価総額
¥127.8億
PER
61.4倍
繊維製品製造販売業と不動産賃貸事業の有力企業。カジュアルウェア中心にカットソー、布帛シャツ、横編セーター、アウター、ボトム、雑貨等の製造販売を展開。連結子会社1社による仕入先からの入荷、得意先への出荷、在庫管理等の物流受託体制の構築。自社物件を活用した不動産賃貸事業の運用。

事業内容

ヤマトインターナショナル株式会社は、カジュアルウェアを中心とした衣料品の企画・製造・販売を主力とするアパレル企業です。日常使いのカットソーや布帛のシャツ、ニットセーター、アウター、ボトムスや小物類を取り扱っています。

同社は製品の卸売や小売向け販売を通じて売上を得ており、主要な顧客は百貨店や専門店、量販店、オンライン小売業者などの小売事業者です。加えて、自社保有不動産の賃貸収入や子会社による物流受託が収益を補完しています。

事業は大きく繊維製品の製造販売と不動産賃貸に分かれており、製造販売の中ではニット系のカットソー、布帛シャツ、横編みセーター、アウター、ボトムや雑貨類といった製品ラインを揃えています。子会社は仕入先からの入荷や得意先への出荷、在庫管理といった物流業務を担い、同社は保有物件の有効活用として賃貸事業を行っています。

経営方針

同社は中期ビジョン「Yamato 2026」を掲げ、収益性の向上とブランド価値の拡大を両輪に中長期成長を図っています。特に株主資本効率の指標であるROEを重要視し、既存顧客の活性化と次世代の潜在顧客獲得を同時に進める方針です。直近の具体的な状況としては、アプリ会員数が約116万人に達しており、これを基盤に三年計画を実行しつつ、10年後のブランド認知・共鳴を目標に据えています。

同社は主力ブランド「クロコダイル」を軸に差別化を図っています。中でもデザインとコーデ提案を重視する「クロコダイル コード」と、ものづくりの価値を強める「スウィッチモーション クロコダイル」という二つの戦略ラインに重点投資し、売場面積拡張や生産ロットの拡大で調達コストを下げ、粗利額と率の改善を狙っています。加えて、GMS向けには戦略的な価格帯の設定と供給体制のアップデートを進め、既存顧客のロイヤルティ維持と次世代顧客の掘り起こしを同時に実現しようとしています。

同社は事業拡大に向けてオンラインと直営の両チャネルを強化しています。オンライン中心の新ブランド「CITERA」は商品開発と会員獲得で売上拡大を目指し、外部ブランドのライセンス事業では「Penfield」「Lightning Bolt」などの認知向上を通じて収益の多様化を図っています。EC面ではアプリ刷新(2026年8月期を予定)で実店舗とECのポイントを一元化し、両チャネルで購買につながる会員施策やEC限定商品の拡充、在庫確保の仕組み強化を具体的施策として打ち出しています。

同社は技術面でも業務効率と顧客体験の向上に取り組んでいます。アプリの機能強化や会員データの連携によりオンライン・オフラインの購買導線をシームレスにする一方で、供給体制のデジタル化や生産・調達の最適化を進め、原価率の維持改善とタイムリーな商品供給を実現しようとしています。これらにより短期の収益改善と中長期のブランド強化を両立させることを目指しています。