ゴールドウインJP:8111

時価総額
¥4172.1億
PER
15.5倍
繊維製品を中心に登山用ウエア、トレーニングウエア、スキーウエア、機能アンダーウエアなどのスポーツ用品の製造・販売。

事業内容

ゴールドウインは、主に繊維製品を中心としたスポーツ用品の製造・販売を行う企業です。事業は単一セグメントで、スポーツ用品関連事業に特化しています。具体的には、アウトドア、アスレチック、ウインター関連のブランド商品を展開しています。

アウトドア関連では、登山用ウエアやマリンウエア、アウトドア用品を提供しています。アスレチック関連では、トレーニングウエアやフィットネスウエア、スイムウエア、ラグビーウエア、ゴルフウエアを取り扱っています。ウインター関連では、スキーウエアやスノーボードウエアを展開しています。

ゴールドウインは、国内外に多くの子会社を持ち、製品の企画、製造、販売を行っています。中国やベトナム、韓国、欧州、北米などでの販売や製品検査を行う子会社があり、グローバルに事業を展開しています。

また、ゴールドウインは物流や損害保険代理店業務、不動産関連事業、ベンチャー投資事業なども手がけています。これにより、スポーツ用品の製造・販売だけでなく、関連する多様な事業を展開しています。

経営方針

ゴールドウインは、「人を挑戦に導き、人と自然の可能性をひろげる」というパーパスを掲げ、スポーツおよびアウトドア用品の企画・製造・販売を行っています。2024年4月からは、2030年に向けた長期ビジョン「PLAY EARTH 2030」をスタートし、自然と人間の共生を目指した事業活動を推進しています。

同社は、企業価値の向上を目指し、自己資本利益率(ROE)20.0%以上の安定的な創出を目標としています。また、有利子負債比率(D/Eレシオ)を0.3倍以下に維持し、成長投資と財務健全性のバランスを保つことを重視しています。

ゴールドウインの成長戦略には、グローバル展開の強化があります。特に、ゴールドウインブランドの国際的な展開を進め、ザ・ノース・フェイスブランドの安定的な成長を図っています。これにより、製品開発や市場拡大を通じて、ブランドの魅力を高めています。

さらに、同社はマルチブランド戦略を採用し、スポーツ市場を超えてライフスタイルやファッション市場でも存在感を発揮しています。ブランド間の相乗効果を活かし、各ブランドの継続的な成長を目指しています。

新規事業の確立も重要な戦略の一部です。PLAY EARTH PARK事業を通じて、自然との体験を提供し、ブランドの魅力を再認識させることを目指しています。また、アルパインツアーサービスと協力し、良質なツアー事業を展開しています。

ゴールドウインは、人的資本への投資やコーポレート・ガバナンスの強化を通じて、企業価値の源泉となる人材を育成し、組織運営基盤の強化を図っています。CSRやコンプライアンス体制の強化も、信頼される企業であるための重要な課題としています。