ナイスJP:8089

時価総額
¥229億
PER
7.5倍
木材の調達や製品販売、建材・住宅設備機器の製造販売、マンションの販売・管理、ソフトウェア開発などを手がける企業。

事業内容

ナイスは、主に3つの事業セグメントを持っています。まず、建築資材セグメントでは、木材の調達や木材製品の販売、製造、加工を行っています。主要な関連会社としてナイスプレカット株式会社が挙げられます。また、建材や住宅設備機器の販売、製造、施工も手がけており、株式会社セレックスや株式会社アルボレックスなどが主要な関連会社です。

次に、住宅セグメントでは、新築マンションの販売や中古マンションの買取再販事業を展開しています。リナイス株式会社がこの分野での主要な関連会社です。また、新築一戸建住宅の販売や注文住宅の建築請負も行っており、菊池建設株式会社が関連しています。さらに、マンションの総合管理や賃貸の仲介、管理も行っており、ナイスコミュニティー株式会社が主要な関連会社です。

最後に、その他の事業セグメントでは、ソフトウェアの開発および販売、一般放送事業を行っています。ナイスコンピュータシステム株式会社やYOUテレビ株式会社がこの分野での主要な関連会社です。これらの事業を通じて、ナイスは多角的なサービスを提供しています。

経営方針

ナイスは、2030年を目標に掲げた「中期経営計画 Road to 2030」を推進しています。この計画は、2026年3月期を初年度とする5か年計画で、外部環境の変化を考慮し、成長を加速させるためにアップデートされました。ナイスは、国産木材の調達力や全国規模の販売網を活用し、競争優位性を発揮することを目指しています。

ナイスの成長戦略は、「超・新築」「超・物流」「超・領域」の3つのキーワードに基づいています。「超・新築」では、新築住宅市場の縮小に対応し、環境に優しい木材の活用や住宅ストックビジネスの拡大を図ります。「超・物流」では、エネルギー関連商品を含むトータル提案販売を強化し、物流拠点を活用した効率的な配送を目指します。

「超・領域」では、国産材の利活用を多様な分野で拡大し、付加価値の高い木質マテリアルメーカーを目指します。また、木造建築におけるデータ共有を進め、業界全体の業務効率化に貢献します。これらの取り組みを通じて、ナイスは経済価値、社会価値、環境価値の向上を図り、企業価値の向上を目指しています。