ナラサキ産業JP:8085

時価総額
¥205.6億
PER
7.8倍
電機、機械、建設・エネルギー、海運の各事業セグメントで、配電制御機器やFAシステム、セメント、港湾運送などを展開。

事業内容

ナラサキ産業は、電機、機械、建材・燃料の販売と海運関連業務を主な事業としています。これらの事業は、同社とその子会社、関連会社によって運営されています。

電機関連事業では、ナラサキ産業は配電制御機器や空調設備、レーザ加工機、セラミックスなどを販売しています。また、悠禧貿易(上海)有限公司とNARASAKI VIETNAM CO.,LTD.がそれぞれ中国とASEAN地域でFAシステムの販売を行っています。

機械関連事業では、ナラサキ産業は農業施設や産業機械、環境設備、関連情報システムを提供しています。これにより、さまざまな産業分野での効率化と生産性向上を支援しています。

建設・エネルギー関連事業では、ナラサキ産業はセメントや生コンクリート、建築資材、石油製品などを販売しています。ナラサキ石油株式会社は船舶用燃料の給油業務も行っており、富士総販株式会社などが生コンクリートの販売を担当しています。

海運関連事業では、ナラサキスタックス株式会社が海陸一貫輸送業務を中心に、港湾運送や道路運送、倉庫業、通関業を展開しています。九州マリン株式会社や楢崎通運株式会社などがこれを支援しています。

経営方針

ナラサキ産業は、2024年4月から2026年度を最終年度とする中期経営計画「NSクリエーション2026」を開始しました。この計画は、創業130年に向けた次世代の基盤を築く3年間と位置付けられています。持続的成長と企業価値の向上を目指し、真の価値あるソリューションを提供することで、事業基盤の強化と質的向上を図ります。

同社は、広範な事業領域を活かし、電機、機械、建設・エネルギー、海運の4つのセグメントをコア事業としています。これらのセグメント間での情報共有と連携を強化し、グループとしての総合力を発揮することで、収益拡大を目指しています。また、デジタル技術や環境関連投資を通じて、DX・GX分野の取り組みを強化し、顧客ニーズに応える製品・サービスを提供します。

ナラサキ産業は、健全な財務基盤の維持と安定したキャッシュフローの確保を重視しています。収益力向上と資金の効率的運用を通じて、財務体質の健全性を維持し、成長分野や高収益分野に経営資源を積極的に投入します。また、人材の確保・育成を重要視し、多様な人材を活用することで、企業価値の向上と持続的成長を図ります。

さらに、同社はサステナビリティ経営を推進し、コーポレート・ガバナンスの充実とコンプライアンスの徹底を図っています。リスク管理体制の整備を進め、社会的責任を果たす企業としての信頼を確保します。環境ビジネスやインフラ整備事業への貢献を通じて、安心・安全な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。