佐藤商事JP:8065

時価総額
¥478.9億
PER
8.3倍
鉄鋼、非鉄金属、電子、ライフ営業、機械・工具、営業開発の6つの事業セグメントを持ち、多岐にわたる製品を提供する企業。

事業内容

佐藤商事は、鉄鋼、非鉄金属、電子、ライフ営業、機械・工具、営業開発の6つの事業セグメントを展開しています。これらの事業を通じて、多岐にわたる製品やサービスを提供しています。

鉄鋼事業では、表面処理鋼板や冷延鋼板などの普通鋼や特殊鋼を、自動車や建設機械、農機具などの業界に販売しています。また、神奈川や栃木、郡山にコイルセンターを持ち、切断加工などの一次加工も行っています。

非鉄金属事業では、アルミニウムや銅合金などの素材を自動車や機械器具製造業に提供しています。さらに、海外で調達した地金や自動車部品を国内外に販売しています。

電子事業では、プリント配線基板用積層板や液晶、半導体向け部材を電子部品業界に供給しています。これにより、電子機器や電気製品の製造を支えています。

ライフ営業事業では、ナイフやフォークなどの金属洋食器や陶磁器を販売しています。デンマークデザインの「DANSK」や自社ブランド「D&S」なども取り扱い、百貨店やホテルに提供しています。

機械・工具事業では、旋盤やフライス盤などの工作機械を自動車業界に販売しています。輸入機械や切削工具も取り扱い、国内外での販売を行っています。

営業開発事業では、工場建屋改修工事やLED照明、環境配慮型商品を自動車業界に提供しています。これにより、持続可能な製造環境の構築を支援しています。

経営方針

佐藤商事は、経営理念として「流通・サービスを通じて広く社会に貢献する」ことを掲げています。信頼される企業を目指し、経営基盤を強化しながら企業価値の向上を図ることを目指しています。

同社は、2023年度から2025年度までの3ヵ年計画として「3つのSINKA」をビジョンに掲げ、多様化する環境に対応しつつ持続的な成長を目指しています。国内外での販路拡大や新商材の発掘に注力しています。

国内では、地域経済に密着した競争力の強化を図り、迅速なサービス体制を確立することを目指しています。海外では、アジア地域を中心に拠点を活用し、積極的な販売活動を推進しています。

佐藤商事は、AIやIoTの進化に伴う急速な事業環境の変化に対応し、持続的な成長を実現するための重点課題に取り組んでいます。特に、デジタル化や情報セキュリティの強化に注力しています。

同社は、取引リスクの評価や加工品取引の拡大に伴うリスク管理を強化しています。また、鉄鋼や非鉄金属、電子事業など各セグメントでの販売体制の強化と地域拡大を進めています。

さらに、社員教育や多様な勤務形態の推進を通じて人材育成を強化し、働きやすい職場環境の構築を目指しています。サステナビリティ経営にも注力し、ESG活動や脱炭素への取り組みを推進しています。