住友商事JP:8053

時価総額
¥5.74兆
PER
10.1倍
鉄鋼、自動車、輸送機・建機、都市総合開発、メディア・デジタル、ライフスタイル、資源、化学品・エレクトロニクス・農業、エネルギートランスフォーメーションの9つの事業セグメント。

事業内容

住友商事は、多様な事業セグメントを持ち、グローバルに事業を展開しています。以下はその主な事業セグメントと内容です。

**鉄鋼セグメント**では、鋼管や鋼材などの鉄鋼製品の国内外取引、加工、関連事業を行っています。主要な関係会社には住友商事グローバルメタルズやEryngium、Edgen Groupがあります。

**自動車セグメント**は、自動車やタイヤの製造、販売、リースを行い、関連サービスも提供しています。住友商事パワー&モビリティや住友三井オートサービス、TBC Holdingsが主要な関係会社です。

**輸送機・建機セグメント**では、リース・ファイナンス事業、航空機・船舶海洋・建設機械事業を展開しています。住友精密工業やSMS Construction And Mining Systems、三井住友ファイナンス&リースが関係会社です。

**都市総合開発セグメント**は、不動産や工業団地、サステイナブルシティの開発・運営を行い、建設資材の製造・販売も手がけています。住友商事マシネックスや住商グローバル・ロジスティクス、アイジー工業が関係会社です。

**メディア・デジタルセグメント**では、デジタルソリューションや情報インフラ、5G事業、ケーブルテレビ、テレビ通販、映像コンテンツ関連事業を展開しています。SCSKやJCOM、ジュピターショップチャンネルが関係会社です。

**ライフスタイルセグメント**は、食品スーパーやブランドのリテイル事業、食品・食品原料の取引、ヘルスケア事業を行っています。サミットやトモズ、Fyffes Internationalが関係会社です。

**資源セグメント**では、金属資源の開発・操業・生産、製品の製造・販売を行い、商品デリバティブも活用しています。Sumisho Coal Australia HoldingsやSC Quebrada Blanca、Oresteel Investmentsが関係会社です。

**化学品・エレクトロニクス・農業セグメント**は、化学品のトレード・製造、電子材料トレード、医薬関連事業、農業資材販売を行っています。住友商事ケミカルやスミトロニクス、Sumi Agro Europeが関係会社です。

**エネルギートランスフォーメーションセグメント**では、国内外の発電事業、電力小売事業、天然ガス・LNGの開発・生産・販売を行っています。サミットエナジーやCentral Java Power、Pacific Summit Energyが関係会社です。

住友商事は、これらの多様な事業を通じて、グローバルなビジネス展開を行い、顧客の多様なニーズに応えています。

経営方針

住友商事は、中期経営計画2026において「No.1事業群」をテーマに掲げ、競争優位を磨き、社会課題解決を通じた成長を目指しています。この計画では、「強みを核とした成長」と「成長の原動力の強化」に重点を置き、事業ポートフォリオの変革を加速しています。

2024年度は、政治的混乱や地政学的緊張の高まりなど不確実な事業環境の中で、計画を上回る利益成長を達成しました。住友商事は、主な成長分野に7300億円の投資を行い、事業ポートフォリオの新陳代謝を進めています。

住友商事は、リースや都市総合開発、デジタル分野で収益基盤を拡大し、親和性のあるビジネスを再編することでシナジーを拡大しています。また、多様な人材の意志とポテンシャルを引き出す施策を推進し、経営人材の育成にも注力しています。

住友商事は、株主還元方針として総還元性向を40%以上とし、配当の安定性向上を目指しています。2025年度の年間配当金は、前期比10円増配の1株当たり140円を予定しています。