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椿本興業JP:8052
事業内容
椿本興業は、主に3つの事業セグメントを展開しています。まず、動伝事業では、機械部品の販売を行っています。このセグメントでは、動力伝達に関する製品を提供し、産業機械や自動車などの分野で活用されています。
次に、設備装置事業では、搬送設備や自動化、省力化、環境対応化商品を提供しています。これには、工場の生産ラインの効率化を図るための設備や、環境に配慮した製品が含まれます。また、これらの製品に関連する付帯サービスも提供しています。
最後に、産業資材事業では、各種不織布やその加工品、製造機械の販売を行っています。このセグメントでは、医療用や工業用の不織布製品を提供し、幅広い産業分野で利用されています。これらの事業を通じて、椿本興業は多様なニーズに応えています。
経営方針
椿本興業は、持続可能な成長を目指し、効率的な事業活動と財務体質の強化を推進しています。同社は、気候変動を含むサステナビリティ課題に優先的に取り組み、企業価値の最大化を図っています。これにより、社会的使命を果たしつつ、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
同社の中期経営計画『ATOM2025』は、2023年度から2025年度までの3年間を対象とし、業績向上と企業体質の強化を図るとともに、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。計画の基本方針には、ROEの重視や配当性向を意識した経営、社会課題の解決と情報開示の推進が含まれています。
重点施策として、物流や環境、自動車、健康、食品、交通インフラ、先端技術・素材関連への深耕を進め、新たな商品や仕入先の開拓を強化しています。また、先端半導体生産設備やロボティクス、二次電池、ヘルスケア、SDGs関連分野へのアプローチを強化し、新たな市場を開拓しています。
さらに、椿本興業は高付加価値商品の販売拡大を目指し、メーカーとの協働による新商品開発を進めています。国内外の販売ネットワークを拡充し、地域戦略を推進することで、収益性の向上を図っています。また、脱炭素社会における事業機会の探索も進めています。
人的資本への投資も重要視しており、多様な人材の採用と育成を進めています。特に、女性管理職候補の増加や健康経営の推進を通じて、生産性と収益性の向上を目指しています。デジタル技術を活用した業務効率の向上も図り、サステナビリティ経営を推進しています。
最終的に、椿本興業は、変化する経営環境において、機械と技術のプロフェッショナル集団として、社会に価値を提供し続けることを目指しています。これにより、産業界の未来価値創造に貢献し、持続可能な成長を実現することを目指しています。