横浜丸魚JP:8045

時価総額
¥96.5億
PER
15.4倍
水産物卸売事業を中核に、量販店や外食産業への水産物販売、不動産賃貸、運送事業を展開する企業。

事業内容

横浜丸魚グループは、横浜丸魚とその子会社4社で構成されており、主に水産物卸売事業を中核としています。この事業は、中央卸売市場や地方卸売市場での水産物の卸売を行っており、横浜市と川崎市の市場で活動しています。具体的には、横浜丸魚と川崎丸魚がこのセグメントを担当しています。

また、横浜丸魚グループは水産物販売事業も展開しています。中央卸売市場などから仕入れた水産物を、量販店や外食産業に販売しています。この事業は、株式会社ハンスイと館山丸魚が担当しています。これにより、幅広い顧客層に新鮮な水産物を提供しています。

さらに、横浜丸魚は不動産賃貸事業も手がけています。賃貸マンションなどの不動産を賃貸することで、安定した収益を確保しています。この事業は、横浜丸魚が直接運営しており、地域に密着したサービスを提供しています。

運送事業も横浜丸魚グループの重要なセグメントです。水産物の運送を主に行っており、株式会社横浜魚市場運送がこの事業を担当しています。これにより、効率的な物流体制を構築し、顧客に迅速なサービスを提供しています。

経営方針

横浜丸魚は、持続的な成長を目指し「横浜丸魚グループ中期経営計画2023 ~Rebirth~」を策定しました。この計画は、2023年度から2025年度までを対象とし、持続可能な成長と発展を実現するための施策を掲げています。基本コンセプト「Face To Face With」に基づき、顧客や取引先との共創を通じて新しい価値を提供し、時代の変化に対応した変革を進めます。

横浜丸魚は、集荷力の強化を重要な施策としています。計画的な訪問で得た情報をグループ内で共有し、効率的な集荷体制を構築します。また、神奈川県内の漁協とのネットワークを強化し、取扱量を増やすことで他市場との差別化を図ります。これにより、安定した供給体制を確立し、競争力を高めます。

海外取引の強化も横浜丸魚の成長戦略の一環です。健康志向の高まりにより水産物の需要が増加している海外市場に注目し、販売に強みを持つ企業とのパートナーシップを構築します。これにより、優れた商品力を活かして海外市場での販売を拡大し、新たな収益源を確保します。

販売力の強化も重要な施策です。顧客ニーズに応じた商品開発や提案を行い、顧客満足度を向上させます。具体的には、鮮魚加工の強化や養殖事業者との連携、ECサイトの販売強化、地場魚の販売強化を進めます。これにより、顧客との関係性を深め、安定した売上を確保します。

人事制度のリニューアルも進めています。多様な人材の採用を促進し、活気ある企業を目指します。人口構造の変化に対応し、様々な人々がいきいきと働ける環境を整備します。これにより、企業の競争力を高め、持続的な成長を支えます。

横浜丸魚は、これらの施策を通じて、持続的な成長と発展を実現し、社会に貢献する企業を目指しています。社員全員が目標に対する強い意識を持ち、計画を着実に実行することで、企業価値の向上を図ります。