OUGホールディングスJP:8041

時価総額
¥219.2億
PER
5.3倍
水産物荷受や市場外水産物卸売、養殖、食品加工、物流、リース、水産物仲卸、小売など多岐にわたる事業。

事業内容

OUGホールディングスは、多様な事業セグメントを持つ企業グループです。主な事業には、水産物荷受事業、市場外水産物卸売事業、養殖事業、食品加工事業、物流事業、リース事業、水産物仲卸事業、水産物小売事業があります。

水産物荷受事業では、子会社のうおいちが卸売市場法に基づき、水産物の販売を行っています。市場外水産物卸売事業では、ショクリューが世界各国から輸入した冷凍海老などを国内市場や量販店に販売しています。

養殖事業では、兵殖が九州や四国近海でブリやマグロの養殖を行っています。食品加工事業では、ダイワサミットが米飯加工、トウニチ水産がカット野菜の加工、ツナクラフトワークスが冷凍マグロの加工を手がけています。

物流事業では、舞洲流通センターが大阪港舞洲食品流通センターで水産物の仕分け・配送を行っています。リース事業では、トップが保険代理業とリース業を展開しています。

水産物仲卸事業では、大京とタイゲンが中央卸売市場で水産物の販売を行っています。水産物小売事業では、黒門三平が黒門市場や百貨店で水産物を販売しています。その他、関連会社が水産物流通を補完しています。

経営方針

OUGホールディングスは、2024年度から2026年度までの中期経営計画を策定し、成長戦略を推進しています。この計画では、鮮魚事業の強化や商品力の向上、関東マーケットの拡大、海外事業の拡大、サステナブルな事業活動を重点領域としています。これにより、バリューチェーンの最適化を図り、企業価値の最大化を目指しています。

また、非事業系の戦略として、事業ポートフォリオの見直しや人的資本の充実、基幹業務システムの導入、IR体制の整備、品質保証活動の高度化、サステナビリティの推進、共通機能の高度化に取り組んでいます。これらの施策を通じて、資本コストや株価を意識した経営を実現し、食文化の発展に貢献することを目指しています。

OUGホールディングスは、売上高や営業利益、経常利益を重要な経営指標とし、事業規模の拡大と利益率の向上を図っています。2026年度の目標値として、売上高341,000百万円、営業利益4,300百万円、経常利益4,300百万円を掲げています。また、自己資本利益率(ROE)8.0%、投下資本利益率(ROIC)5.0%を維持することを目指しています。