ナカバヤシJP:7987

時価総額
¥159.2億
PER
8.4倍
ビジネスプロセスソリューション、コンシューマーコミュニケーション、エネルギー、野菜プラント、にんにくファーム事業を展開。

事業内容

ナカバヤシは、多様な事業セグメントを持つ企業であり、以下のような事業やサービスを展開しています。

**ビジネスプロセスソリューション事業**

ナカバヤシは、図書製本や法人向け手帳、DPS・BPOサービスを提供しています。ウーマンスタッフ株式会社は人材派遣業や図書館業務の総合受託サービスを行い、日本通信紙株式会社はアウトソーシング事業やCBT試験事業、印刷事業を手がけています。

**コンシューマーコミュニケーション事業**

このセグメントでは、アルバムやファイル、ノートなどの日用紙製品、ファニチャー、収納整理用品、PC周辺機器、シュレッダなどの事務機器やオフィス家具を提供しています。製造は主にナカバヤシとその子会社で行われ、販売もナカバヤシが主導しています。

**エネルギー事業**

ナカバヤシは、松江バイオマス発電株式会社を通じて木質バイオマス発電を行い、また太陽光発電も手がけています。これにより、再生可能エネルギーの分野にも進出しています。

**その他の事業**

ナカバヤシは、野菜プラント事業やにんにくファーム事業なども展開しています。これらの事業は、農業分野における新たな取り組みとして注目されています。

これらの多様な事業を通じて、ナカバヤシは幅広い市場ニーズに応えています。

経営方針

ナカバヤシは、持続可能な社会の実現を目指し、成長戦略を推進しています。同社は「生命関連産業」のリーディングカンパニーを目指し、健康・医療、環境、生活・福祉、農業、文化の5つの分野で既存事業の強化と新規事業の創出を図っています。特に、循環型社会の実現を目指した木質バイオマス発電事業や、海洋プラスチック問題を解決する紙製品事業「asue(あすえ)」の展開に注力しています。

中期経営計画「Go on 5ing」では、「収益力の強化」「成長力の推進」「株主価値の向上」を基本方針とし、売上高660億円、営業利益33億円を目指しています。また、社会課題の解決やDX推進、サーキュラーエコノミーの推進を通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。これにより、ナカバヤシは新たな挑戦を続け、企業価値の向上を図っています。

ナカバヤシは、ビジネスプロセスソリューション事業やコンシューマーコミュニケーション事業、エネルギー事業など多岐にわたる事業を展開しています。特に、DX推進によるアナログとデジタルの融合や、紙製品の受注拡大、脱プラ・廃プラの推進に注力しています。また、教育・学びの場や働く場における快適性・機能性を追求した製品の提供を通じて、生活を豊かにすることを目指しています。

財務戦略としては、利益率の改善を図るため、事業構造改革や不採算事業の見直しを進めています。また、資本効率の向上とキャッシュ・フローの最適化に取り組み、ROICの持続的向上を目指しています。これにより、ナカバヤシは安定した財務基盤を築き、持続可能な成長を実現しようとしています。