タカラスタンダードJP:7981

時価総額
¥1816.5億
PER
14倍
住宅設備機器の総合メーカーとして、キッチン、浴室、洗面化粧台の製造販売や倉庫事業、不動産賃貸事業を展開。

事業内容

タカラスタンダードは、住宅設備機器の総合メーカーとして、キッチン、浴室、洗面化粧台などの製造販売を行っています。同社は、関連する研究や開発、その他のサービスも手がけています。タカラスタンダードグループは、タカラ化工株式会社とタカラ物流サービス株式会社を含む連結子会社2社で構成されています。

タカラスタンダードの事業は、主に「住宅設備関連」と「その他」の2つのセグメントに分かれています。住宅設備関連では、キッチン、浴室、洗面化粧台などの製品を提供しています。その他のセグメントでは、倉庫事業や荷役作業の請負、不動産賃貸事業を展開しています。

住宅設備関連事業では、ホーローシステムキッチンや木製システムキッチン、システムバス、ホーロー洗面化粧台などが主要製品です。これらの製品は、タカラスタンダードとタカラ化工株式会社で製造されています。その他の製品には、住宅用トイレやエコキュート、各種収納機器などがあります。

タカラスタンダードは、住宅設備機器の製造販売に加え、物流サービスも提供しています。タカラ物流サービス株式会社は、倉庫事業や荷役作業の請負を行い、タカラスタンダードの製品流通を支えています。また、不動産賃貸事業も展開し、事業の多角化を図っています。

経営方針

タカラスタンダードは、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、長期ビジョン「ホーローと共に、光り輝く魅力ある企業へ」を掲げています。このビジョンのもと、同社は独自性を追求し、新たな事業領域に挑戦することで、特別な価値を提供する企業を目指しています。

同社の中期経営計画「中期経営計画2026」は、2024年度を初年度とする3ヵ年計画で、「変革への再挑戦」をテーマに掲げています。この計画では、収益構造改革、財務戦略、サステナビリティ戦略の3つを成長戦略の柱としています。

収益構造改革では、国内住宅設備関連事業を中心にデジタル技術を活用し、生産性の向上とマネジメントの強化を図ります。また、海外事業や新規事業を加速させ、新たな成長基盤を構築することを目指しています。

財務戦略においては、成長投資や経営基盤強化に資本を積極的に配分し、財務の健全性を維持しながら株主還元の充実を図ります。これにより、持続可能な成長基盤の構築を目指しています。

サステナビリティ戦略では、気候変動問題をはじめとする環境問題への取り組みを強化し、人財開発・組織開発など人的資本の強化を図ります。これにより、社会的価値の向上を目指しています。

タカラスタンダードは、財務指標と非財務指標の両面から企業価値の向上を目指しています。具体的な目標として、売上高や営業利益の増加、CO2排出量の削減、従業員満足度の向上などを掲げています。