信越ポリマーJP:7970

時価総額
¥1591.3億
PER
16.3倍
電子デバイス、精密成形品、住環境・生活資材、その他の事業セグメントを持ち、入力デバイスや半導体関連容器、ラッピングフィルム等を手がける。

事業内容

信越ポリマーは、いくつかの事業セグメントを持ち、多様な製品とサービスを提供しています。主な事業セグメントには、電子デバイス、精密成形品、住環境・生活資材、その他があります。

電子デバイスセグメントでは、入力デバイス、ディスプレイ関連デバイス、コンポーネント関連製品を手がけています。これらの製品は、信越ポリマーやその関連会社によって製造・販売されています。

精密成形品セグメントでは、半導体関連容器、キャリアテープ関連製品、OA機器用部品、シリコーンゴム成形品を提供しています。これらの製品は、信越ポリマーとその関連会社によって製造・販売されています。

住環境・生活資材セグメントでは、ラッピングフィルム等の包装資材関連製品、機能性コンパウンド、導電性ポリマー、外装材関連製品を扱っています。これらは信越ポリマーやその関連会社によって製造・販売されています。

その他のセグメントでは、建築・店舗設計・施工、その他加工品の販売を行っています。これらのサービスは、信越ファインテック株式会社によって提供されています。

信越ポリマーは、親会社である信越化学工業株式会社から原材料を購入し、製造・販売を行っています。また、一部の製品は信越半導体株式会社へ販売されています。

経営方針

信越ポリマーは、持続的な成長を目指し、2024年3月期を初年度とする中期経営計画「Shin-Etsu Polymer Global & Growth 2027」を策定しました。この計画では、成長領域での新規需要の取り込みや基盤領域での販売力強化、海外売上比率の拡大を重視しています。

同社は、半導体関連容器や自動車関連製品を成長領域と位置づけ、需要増加に対応するための生産体制の強化を進めています。特に、糸魚川工場の拡張や東京工場の新棟建設を通じて、将来の需要に備えています。

また、基盤領域では、入力デバイスや食品包装用ラッピングフィルムなどの製品で市場シェアの拡大を図り、差別化を徹底しています。これにより、さらなる販売力強化を目指しています。

財務戦略としては、成長領域への重点的な投資を行い、資産効率の向上と財務基盤の強化を図っています。さらに、株主還元の強化やESGへの取り組みを推進し、企業価値の最大化を目指しています。

信越ポリマーは、2028年3月期までに売上1,500億円、経常利益200億円、ROE10%超を目指しています。また、配当性向は50%以内を維持し、安定的な配当を計画しています。これにより、持続可能な成長を実現しようとしています。