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トーインJP:7923
事業内容
トーインは、包装資材事業、精密塗工事業、その他事業の3つの事業セグメントを展開しています。これらの事業は、トーインとその関係会社3社によって構成されています。
包装資材事業では、トーインは紙器、樹脂パッケージ、ラベル、説明書などを製造販売しています。タイの連結子会社TOIN (THAILAND) CO., LTD.は、包装資材や材料の輸出入および販売を行っています。また、ベトナムの連結子会社TOIN VIETNAM CO., LTD.と関連会社Printing Solution Co., Ltd.は、紙器や樹脂パッケージの製造販売を手がけています。
精密塗工事業では、トーインは電子部材、記録媒体、建材などの精密塗工製品の製造を受託しています。この事業は、技術力を活かして多様な産業分野に対応しています。
その他の事業では、トーインは食品、化粧品、医薬部外品などの加工・セットを受託しています。また、販促品などの商品を販売しており、幅広いニーズに応えています。
経営方針
トーインは、持続的成長と企業価値向上を目指し、包装資材事業を中心に成長戦略を推進しています。特に、環境に配慮した素材や製品の開発に注力し、顧客の多様なニーズに応えることを重視しています。また、技術革新を通じて「よきモノづくり」を追求し、きめ細かいサービス提供を行うことで、顧客満足度の向上を図っています。
中期経営計画では、2026年度までに自己資本利益率(ROE)4%を目標とし、さらに中長期的には5%以上を目指しています。この目標達成に向けて、収益の向上を図り、会社の総合力を高めることに注力しています。経営環境の変化に対応しつつ、持続可能な成長を実現するための施策を進めています。
トーインは、経営ビジョン「パッケージで人生(LIFE)をもっと明るく、豊かに」を掲げ、新技術開発や新事業の構築に取り組んでいます。精密塗工事業や海外事業の強化、ESG経営の実践、成長分野への選択と集中を通じて、事業基盤の再構築を進めています。これにより、「総合パッケージング企業」としての地位を確立しようとしています。
包装資材事業では、環境配慮資材やデザイン力を活かした企画提案型の営業活動を展開しています。既存顧客との関係を深めるとともに、新規顧客の開拓にも積極的に取り組んでいます。特に、東南アジア市場での認知度向上とネットワーク拡大を図り、地域全体での事業拡大を目指しています。
生産面では、効率化と省エネルギー化を推進し、品質管理体制の強化を図っています。スマートファクトリー化やDX化を進めることで、生産性の向上を目指しています。ベトナム現地法人では、品質保証体制の再構築や新技術の習得を通じて、収益基盤の安定化に努めています。
精密塗工事業では、市場の需要を確実に取り込み、売上の拡大と安定化を図っています。生産能力の増強や技術開発力の強化を通じて、収益力の向上を目指しています。その他事業では、フレキシブルな生産体制を構築し、コスト競争力の強化に努めています。