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TAKARA & COMPANYJP:7921
事業内容
TAKARA & COMPANYは、主に2つの事業セグメントを持っています。1つ目はディスクロージャー関連事業で、2つ目は通訳・翻訳事業です。これらの事業は、日本国内および米国を中心に展開されています。
ディスクロージャー関連事業では、IPO関連サービスや金融商品取引法、投資信託法に基づくサービスを提供しています。また、株主総会招集通知やIR、SR、ESG関連の任意開示サービスも手掛けています。さらに、国内企業の海外投資家向けIR支援も行っています。
通訳・翻訳事業では、国際会議やイベントでの通訳サービス、一般的な翻訳サービスを提供しています。さらに、欧米企業が日本でサービスを提供する際のローカライズやトランスクリエーションといった高度な翻訳サービスも行っています。
TAKARA & COMPANYは、ディスクロージャー関連事業を「金融商品取引法関連製品」「会社法関連製品」「IR関連製品」「その他製品」の4つに区分しています。主要製品はディスクロージャー関連書類の制作印刷物で、WizLaboなどの書類作成支援ツールも提供しています。
通訳・翻訳事業では、通訳・翻訳サービスのほか、通訳機材や会議機材の運用も行っています。これに加え、通訳・翻訳人材の派遣紹介や、翻訳サービスを提供する子会社もあります。これらのサービスは、国内外で幅広く展開されています。
経営方針
TAKARA & COMPANYは、急速に変化する事業環境に対応し、企業価値の向上を目指しています。同社は、情報技術の進化やコーポレート・ガバナンスの制度整備、ESG情報の開示要求に応じた高度で多様なニーズに応えるため、グローバルなソリューションを提供しています。特に、制度開示書類の翻訳や海外上場のサポートを通じて、国際的なビジネス展開を強化しています。
同社は「社会の公器としての使命を果たす」という経営理念のもと、サステナビリティに関する課題に取り組んでいます。ディスクロージャーを起点に、ITと専門性を活かしたテック企業として、グローバルなオンリーワン企業集団を目指しています。また、専門分野に特化したコンサルティングファームとしての進化を推進しています。
TAKARA & COMPANYは、持株会社体制を通じてグループの一体化と戦略機能の強化を図っています。グループ全体の経営資源を最適に配分し、ディスクロージャー&IRサービスを基盤に、既存分野から周辺へとサービスを拡大しています。さらに、子会社の独自性と専門性を活かし、成長を目指しています。
新規事業の創出にも注力しており、外部企業との戦略的提携を通じて事業領域を拡大しています。TAKARA & COMPANYは、次世代リーダーの育成を重視し、事業会社間の人事交流を活性化させることで、社員の成長を促進しています。多様な人材を確保し、グループ全体の変革を推進しています。
同社は、迅速な意思決定が可能な経営体制を実現するため、各事業会社への権限委譲と経営責任の明確化を進めています。これにより、スピーディーな意思決定と独立性を担保しつつ、全社視点でのマネジメントを確立しています。また、ダイバーシティ環境の推進を図り、適材適所の人材配置を進めています。
TAKARA & COMPANYは、サステナビリティ課題への取り組みを経営課題の一つと位置づけ、サステナビリティ委員会を設置しています。気候変動をはじめとする重要課題に対し、2030年までのアクションプランを策定し、実行しています。環境負荷の軽減を図り、TCFDの提言に基づく情報開示を進めています。
同社の中期経営計画「2026」では、ディスクロージャー関連事業と通訳・翻訳事業の強化を図っています。ディスクロージャー関連事業では、制度変更に伴うビジネス創出や開示支援システムの技術革新を推進しています。通訳・翻訳事業では、AI翻訳の導入や多言語対応力の強化を進めています。
TAKARA & COMPANYは、グループシナジーの最大化を目指し、M&Aやアライアンスを通じた新規事業の開拓を進めています。100億円の成長投資枠を確保し、ディスクロージャー&IR事業を基盤に、周辺分野へのサービス拡大を図っています。これにより、持続的な企業価値の向上を実現しています。