野崎印刷紙業JP:7919

時価総額
¥41.2億
PER
6倍
印刷事業を展開し、カレンダーやカタログ、包装紙、バーコードプリンター、キャリーバッグなどを製造・販売する企業。

事業内容

野崎印刷紙業は、印刷事業を中心に展開しており、商業印刷部門、包装資材及び紙器、紙工品部門、情報機器及びサプライ品部門、その他の部門の4つの事業部門を持っています。各部門で多様な製品やサービスを提供し、関連会社と連携して事業を進めています。

商業印刷部門では、カレンダー、カタログ、パンフレット、ダイレクトメール、ポスター、高級美術印刷などを製造・販売しています。特に、子会社の野崎カレンダー株式会社に対しては、これらの製品の一部を販売しています。

包装資材及び紙器、紙工品部門では、包装紙、紙袋、紙器、ビジネスフォームなどを製造・販売しています。小ロットの製造や作業工程の一部は、子会社の早和製本株式会社に下請けしています。

情報機器及びサプライ品部門では、バーコードプリンター、フルカラーカードプリンター、タグ、ラベル、シールなどを製造・販売しています。子会社の旭ラベル株式会社が印刷・製造の一部を担い、情報機器は子会社のツバサ製作所に一部下請けしています。

その他の部門では、キャリーバッグやチケットパックなどを製造・販売しています。これらの製品は、野崎印刷紙業の多様な製品ラインナップの一部を形成しています。

経営方針

野崎印刷紙業は、印刷媒体を中心とした総合情報企業として、顧客満足を追求しつつ企業体質の強化と収益向上を目指しています。2024年度から2026年度にかけての中期経営計画「nozaki2024/2026“SHINKA”」では、企業価値の向上を目指し、自己資本利益率(ROE)を重要な指標として掲げています。

この計画のビジョンは「進化」「深化」「伸化」の3つの「SHINKA」に基づいています。「進化」ではアイデアと技術革新による新たな価値創造を、「深化」では知識や技術の向上による組織・事業の成長を、「伸化」では時代の変化に対応した成長分野の市場開拓を目指しています。

具体的な施策としては、可変印字や加飾技術の向上、産学連携によるDX事業の推進、広域営業体制の構築などがあります。また、印刷技術に特殊加工を加えた高付加価値商品の提供や、環境ニーズへの対応も進めています。生産効率の改善や人的資本の強化も重要な施策です。

野崎印刷紙業は、印刷メディア市場のデジタル化に対応しつつ、既存製品の高付加価値化や新たな設備投資による主力商品の拡販を進めています。財務面では、収益体質の強化と自己資本の向上を図り、流動資産の適正管理とキャッシュ・フローの効率的活用に努めています。