タカノJP:7885

時価総額
¥118.4億
PER
19.1倍
オフィス用椅子や福祉・医療施設用椅子、臨床検査薬を扱う「住生活関連機器」、画像処理検査装置を含む「検査計測機器」、電磁アクチュエータを含む「産業機器」、オーニングやパラソルを含む「エクステリア」、機械・工具の販売を行う「機械・工具」。

事業内容

タカノは、多様な事業セグメントを持つ企業であり、以下のような事業やサービスを展開しています。

1. **住生活関連機器**: タカノはオフィス用椅子や福祉・医療施設用の椅子、臨床検査薬の製造・販売を行っています。オフィス用椅子は、株式会社ヨウホクから部品を購入し、タカノが製造・販売しています。また、上海鷹野商貿有限公司が中国市場での販売を担当しています。

2. **検査計測機器**: 画像処理検査装置や計測装置を製造・販売しています。これらの製品は、半導体やフラット・パネル・ディスプレイの検査に使用されます。台湾では、台湾鷹野股份有限公司がメンテナンスとサービスを提供しています。

3. **産業機器**: 電磁アクチュエータやユニット製品を製造・販売しています。これらの製品は、産業用機械に使用されます。中国や米国市場では、現地の子会社が販売を担当しています。

4. **エクステリア**: オーニングやパラソル、跳ね上げ式門扉などのガーデンエクステリア製品を製造・販売しています。これらの製品は、住宅や商業施設の外装に使用されます。

5. **機械・工具**: 株式会社ニッコーが機械や工具の販売を行っています。このセグメントでは、さまざまな産業向けの機械・工具を提供しています。

タカノは、これらの多様な事業を通じて、国内外の市場で幅広い製品とサービスを提供しています。

経営方針

タカノは、持続的成長と豊かな社会の実現を目指し、2024年度から2028年度までの中期経営計画「ONE TAKANO & Growth」を推進しています。この計画では、研究開発型企業としての技術開発や商品開発を強化し、グローバル化を進めることで新しい価値を提供することを目指しています。

タカノの中期経営計画では、2029年3月期までに売上高30,000百万円以上、営業利益3,000百万円以上、ROE6.0%程度を目標としています。これを達成するために、構造改革とプロセス改革を進め、高付加価値事業へのシフトとSDGsに向けた取り組みを加速させています。

重点投資分野としては、2024年度から2026年度の3年間で積極的な投資を行い、成長の基盤を固める計画です。その後、2027年度から2028年度の2年間でその成果を実現し、事業の発展を図ります。

タカノは、オフィス家具業界における新しいオフィスのあり方に対応した製品開発や、検査計測装置分野での事業構造の変換を進めています。特に、半導体製造装置向けの電磁アクチュエータの増産体制を整え、需要増に応えることを重要視しています。

また、事業横断的な営業情報の活用により、新製品・新分野の事業化を進め、スピードの向上を図ることで、早期に新規事業を基盤として確立し、将来の成長性を確保することを目指しています。これにより、タカノは多様な事業セグメントを通じて、国内外での市場拡大を図っています。