ノダJP:7879株価

時価総額
¥121.2億
PER
54.7倍
木質建材・合板の製造販売企業。内装材・外装材・住宅機器などの建材製品、繊維板、合板を展開。子会社7社・関連会社1社で構成。国内中心に展開し、インドネシア・マレーシアにも海外子会社を保有。

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事業内容

株式会社ノダは、住宅や建物の内装・外装に使用される木質建材と合板の製造販売を主力事業としています。具体的には、室内ドアや収納家具などの建材製品、建築用繊維板、住宅機器のほか、構造材として重要な合板を製造しており、住宅建設に必要な木質系素材を幅広く提供しています。同社は国内外に複数の製造拠点を持ち、グループ一体となった生産体制を構築しています。

同社の事業は住宅産業を主要な顧客基盤としており、ハウスメーカーや工務店、建設会社などに製品を供給しています。収益構造は製造業としての製品販売が中心ですが、子会社を通じて住宅関連工事の請負事業も展開し、製品販売から施工まで一貫したサービスを提供することで安定的な収益確保を図っています。

同社の事業は木質建材事業と合板事業の2つのセグメントで構成しています。木質建材事業では、本体が製造する内装材や外装材のほか、子会社のアドンや海外のスラインダー社で建具や収納家具の製造を行い、子会社ナフィックスが販売と住宅関連工事を担当しています。合板事業では、本体と石巻合板工業、マレーシアのサンヤン社で合板を製造し、幅広い建築用途に対応した製品ラインナップを展開しています。

経営方針

ノダは、「ビジョン2030」の実現に向けて「木の心地よさを住まいから様々な空間へ」をテーマとした成長戦略を推進しています。同社は「木の良さを活かす事業領域への集中」「様々な空間へ対象を拡大しバリューチェーンにおける競争力を強化」「財務・非財務両面の経営基盤の強化」という3つの経営戦略を掲げ、持続的な収益力向上を目指しています。主要な経営指標として営業利益や経常利益に加え、自己資本比率と売上高経常利益率を重視し、財務健全性と収益性の両面での改善を図っています。

重点投資分野では、付加価値提案の強化によるブランドイメージ向上を核とした差別化戦略を展開しています。同社は「シャーオン」や「HBW」といった主力製品の提案力強化に注力し、深刻化する職人不足問題の解決に貢献する省施工製品の拡販を積極的に進めています。さらに、施工子会社ナフィックスや各地の施工業者との連携を深化させ、材工販売の拡大により競争優位性を確保しています。多様化する顧客ニーズに対応するため、デザイン性と機能性を両立した新製品の投入も継続的に行っています。

新市場開拓では、従来の新築戸建市場に加えて、貸家・リフォーム市場の積極的な開拓を推進しています。木造集合住宅の着工増加やリフォーム・リノベーション市場の堅調な推移を受け、既存住宅の性能向上ニーズに対応した製品展開を強化しています。また、アリモト工業やナフィックスとの連携により木製外構構造物の営業・施工体制を拡充し、公共・商業施設など非住宅分野への参入を本格化させています。合板やMDFなどの素材事業においても、中・大規模建築物向けの用途開発に取り組み、新たな需要創出を図っています。

技術革新への取り組みでは、サステナビリティを重視した新技術の開発と実用化を進めています。国産針葉樹合板や再生資源を活用したMDFの製造技術を強化し、間伐材の積極的な活用により持続可能な森林循環の実現に貢献しています。注目すべきは、合板製造過程で発生する芯材から精油を抽出し「ヒノキエッセンシャルオイル」として商品化するアップサイクル技術の導入です。これらの技術革新により、CO2削減と地域林業の活性化を両立させながら、新たな収益源の創出も目指しています。