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永大化工JP:7877
沿革
1949-06 | 大阪市生野区に「丸和ビニール工業所」を創業し、ビニール押出加工業を開始。 |
1956-11 | 「丸和ビニール工業所」を引き継ぎ、資本金3,000千円をもって、大阪市東住吉区(現 大阪市平野区)に永大化工株式会社を設立。 |
1958-01 | ABIRON商標による工業用異型パッキング専門メーカーとして本格的生産を開始。 |
1962-04 | 東京都足立区に東京出張所を設置。 |
1968-08 | 栃木県小山市に小山工場を設置し、これにより東京出張所を廃止。 |
1968-09 | 滋賀県大津市に滋賀工場(その後1993年4月の機構改革により滋賀営業所に呼称変更)を設置。 |
1969-10 | 奈良県北葛城郡香芝町(現 奈良県香芝市)に奈良工場を設置し硬質分野に進出、合理化設備を導入。 |
1970-12 | 柏田化学株式会社を吸収合併し柏田工場を設置。 |
1972-10 | 原料分野合理化のため、柏田工場を奈良工場に統合。業容拡大のため、栃木県下都賀郡大平町に栃木工場を設置し、小山工場を統合。 |
1975-10 | カーマットの生産を開始。 |
1979-12 | 台湾高雄市に合弁による現地法人楠泰塑膠(股)(子会社)を設立。 |
1980-04 | 栃木工場が分離独立し、エイダイ株式会社(子会社)として発足。 |
1987-09 | エイダイ株式会社を吸収合併し、栃木工場(現 大平工場)を設置。 |
1990-08 | 大阪市平野区に横浜ボンドマグネット株式会社(子会社)を設立。 |
1993-03 | 横浜ボンドマグネット株式会社を解散。 |
1993-05 | 奈良県天理市に天理工場を設置。 |
1994-04 | 大阪市平野区に本社新社屋完成。 |
1995-10 | ベトナムホーチミン市に合弁による現地法人永大化工ベトナム会社(現・連結子会社)を設立。 |
1995-11 | 日本証券業協会に店頭登録。 |
1996-05 | 栃木県上都賀郡粟野町(現 栃木県鹿沼市)に新栃木工場を設置。 |
1998-03 | 天理工場がISO9001適合事業所となる。米国法人ストランデックス社と実施権許諾独占契約を締結。 |
2001-02 | 奈良工場がISO9001適合事業所となる。 |
2003-01 | 中国上海市に100%出資による現地法人永代化工(上海)有限公司(子会社)を設立。 |
2004-12 | 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2005-07 | 滋賀営業所を廃止し、滋賀県甲賀市に滋賀工場を設置。 |
2006-09 | 天理工場がエコアクション21認証取得。 |
2009-10 | 奈良工場がエコアクション21認証取得。ストランデックス事業部門を譲渡。永代化工(上海)有限公司を売却。 |
2010-04 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。 |
2010-09 | 楠泰塑膠(股)を清算。 |
2010-10 | 大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 |
2013-07 | 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 |
2014-01 | 中国天台市に100%出資による現地法人天台永大貿易有限公司(子会社)を設立。 |
2017-04 | 天台永大貿易有限公司(子会社)を清算。 |
2019-04 | 株式会社K&M(現・連結子会社)と株式交換契約を締結。 |
2019-06 | 監査等委員会設置会社へ移行。 |
2021-06 | ベトナムホーチミン市に100%出資による現地法人永大化工トレーディングベトナム会社(現・連結子会社)を設立。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。 |
事業内容
永大化工及びそのグループ会社は、合成樹脂製品の製造および販売を主な事業としています。同社グループは、永大化工を含む4社で構成され、幅広い製品ラインナップを提供しています。
同社の事業セグメントは主に二つに分かれています。一つ目は自動車用品関連で、自動車用フロアーマットの製造販売を行っています。このセグメントにおける主な関係会社には、永大化工ベトナム会社や永大化工トレーディングベトナム会社があります。
二つ目のセグメントは産業資材関連で、エアコンダクト、家庭冷蔵庫用部材、事務デスク用部材、プラスチック竹パネル、住宅用内装材、風呂蓋、マガジンスティック、端子台用カバーなどの製造販売を手掛けています。さらに、乾燥機用スタンド、オフィスチェアー、下水道用補修部材、合成木材などの製品も提供しています。このセグメントには、永大化工ベトナム会社や株式会社K&Mが主な関係会社として名を連ねています。
これらの事業を通じて、永大化工グループは多岐にわたる産業に対して、高品質な合成樹脂製品を提供し続けています。
経営方針
永大化工及びそのグループ会社は、合成樹脂製品の製造および販売を核とする事業を展開しています。同社は、産業資材部門と自動車用品部門の二つの主要セグメントを通じて、幅広い製品ラインナップを提供しており、特に自動車用フロアーマットの製造販売においては、国内外の大手自動車メーカーにOEM純正品として採用されています。
同社の成長戦略は、独自の技術力を基盤に、新しい分野への応用と研究開発活動を通じて、ものづくり企業としての地位を確立し、社会の発展に貢献することにあります。産業資材部門では、個人消費の影響を受けにくい公共事業関連への注力を通じて、安定的な収益確保を目指しています。一方、自動車用品部門では、製品開発力の強化を課題とし、自動車販売台数の減少が懸念される中でのシェア拡大と収益拡大を図っています。
また、生産拠点を国内外に有する同社グループは、事業継続計画の観点から生産拠点の分散を課題としており、海外での生産拠点を起点とした販売拡大も推進しています。これらの課題を克服するため、同社は「英知と活力を集結して事業の発展を目指し、法令順守のもと我々が誇れる会社を目指す」という経営方針の下、中期的な全社実行計画を策定し、販売・生産・技術開発など9部門に重点方針を定め、全従業員参加で目標達成に邁進しています。さらに、リスクマネジメントの強化とコンプライアンスの徹底、環境や社会に配慮した企業活動を行うことで、永続的な事業継続の礎を築いています。