萩原工業JP:7856株価

時価総額
¥270.8億
PER
16.9倍
合成樹脂加工製品・産業機械の有力企業。原糸・クロス・ラミクロス等の製造販売、スリッター・ワインダー等産業機械を展開。子会社16社を通じ日本・インドネシア・米国・中国・タイ・ブラジル等で事業展開。

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事業内容

萩原工業は合成樹脂加工製品と産業機械の製造・販売を手がけるメーカーです。同社の主力製品は、プラスチック繊維を織った布状の素材であるクロスや、これにフィルムを貼り合わせたラミクロスなど、幅広い用途で使われる合成樹脂製品となっています。また、これらの製品を製造するための産業機械も自社で開発・製造しており、技術力の高い企業として知られています。

同社の事業は合成樹脂加工製品事業と機械製品事業の2つに大別され、合成樹脂加工製品が収益の柱となっています。顧客は建設資材、農業資材、包装材料などの分野に広がっており、日本国内だけでなく、インドネシア、アメリカ、ブラジルなど世界各地に製造拠点を持つグローバル企業です。子会社16社を含むグループ全体で事業を展開し、地域に応じた製品供給体制を構築しています。

合成樹脂加工製品事業では、原糸の製造から始まり、これを織ってクロスにし、さらにフィルムと貼り合わせてラミクロスを作るという一貫生産体制を持っています。機械製品事業では、フィルムを細く切るスリッターや巻き取り機のワインダー、樹脂を押し出す装置など、同社の合成樹脂製品製造にも使われる専門機械を製造・販売しています。これにより、自社製品の品質向上と外部への機械販売という両方の効果を生み出す事業構造となっています。

経営方針

萩原工業は「LINK THE LEAP」をスローガンに掲げた新たな中期経営計画を策定し、2028年10月期には売上高400億円、経常利益30億円の達成を目指しています。同社は「v字回復、そしてJ字成長」の戦略を継承しながら、より長期的な飛躍に向けた成長戦略を展開しています。具体的な数値目標として、合成樹脂加工製品事業で売上高330億円、機械製品事業で70億円を掲げ、株主還元の指標として株主資本配当率3.5%を設定しています。

同社の差別化戦略は、独自のフラットヤーン技術を核とした製品力強化に重点を置いています。合成樹脂加工製品事業では、遮熱シートなどの高機能シート販売に注力し、米国子会社で生産を開始したメルタックの拡販を進めています。特に注目すべきは、ブルーシート水平リサイクル「Re VALUE+」の事業拡大で、製造設備完成を受けて販売・回収先の拡大を通じた循環型ビジネスモデルの構築を目指しています。

機械製品事業においては、金属箔スリッターの初号機販売を皮切りに受注拡大を図り、成長分野である二次電池やプラスチックリサイクル関連需要の取り込みに力を入れています。同社は「Re VALUE+」開発で培った技術を応用した新たな機器販売も計画しており、自社の環境技術を活かした事業拡大を進めています。機械製品事業は合成樹脂加工製品事業との技術的連携により、グループ全体の競争力向上に寄与する戦略的位置づけとなっています。

新中期経営計画では「ビジネスパートナーとつながる」「社会とつながる」「社員とつながる」という3つの基本方針を掲げ、取引先や協業先との協働による製品力強化、環境事業拡大による社会貢献、社員の成長支援という包括的なアプローチを採用しています。特に環境事業の拡大を重要戦略として位置づけ、循環型経済への対応と社会的価値の創造を通じた持続可能な成長を目指しています。