フランスベッドホールディングスJP:7840

時価総額
¥466.7億
PER
15.2倍
メディカルサービス事業では福祉用具や医療・介護用ベッドのレンタル、インテリア健康事業ではベッドや家具類の製造・販売を展開。

事業内容

フランスベッドホールディングスは、主にメディカルサービス事業とインテリア健康事業の2つの事業セグメントを展開しています。これらの事業は、同社とその子会社10社(連結8社、非連結2社)および関連会社1社によって構成されています。

メディカルサービス事業では、福祉用具や医療・介護用ベッドのレンタル、小売、卸売、仕入れ、製造を行っています。また、病院やホテル向けのリネンサプライも提供しています。このセグメントには、フランスベッド株式会社、株式会社翼、カシダス株式会社、株式会社ホームケアサービス山口、江蘇芙蘭舒床有限公司、フランスベッドメディカルサービス株式会社が主要な子会社として関与しています。

インテリア健康事業では、ベッドや家具類、寝装品、健康機器の製造、仕入れ、卸売を行っています。また、戸別訪問販売や広告、展示会場設営も手がけています。このセグメントには、フランスベッド株式会社、フランスベッド販売株式会社、株式会社エフビー友の会、東京ベッド株式会社、フランスベッドファニチャー株式会社、江蘇芙蘭舒床有限公司が主要な子会社として関与しています。

その他の事業として、不動産賃貸を行っています。この分野には、フランスベッド株式会社とフランスベッド販売株式会社が関与しています。これらの事業を通じて、フランスベッドホールディングスは多角的なサービスを提供しています。

経営方針

フランスベッドホールディングスは、「創造と革新により『豊かさとやさしさ』のある暮らしの実現に貢献するヒューマンカンパニーを目指す」という経営理念を掲げています。同社は、消費者に満足してもらえる高付加価値の新商品・新サービスの提供を重視し、グループ全体の経営資源を効率的に活用することで企業価値の向上を目指しています。

同社は2026年度を最終年度とする新中期経営計画を策定し、3つの基本政策に取り組んでいます。まず、高齢者を対象としたレンタルビジネスに経営資源を重点投入し、メディカルサービス事業を強化します。次に、高付加価値商品の開発と品質にこだわり、インテリア健康事業での利益創出を継続します。さらに、サステナビリティ経営を推進し、循環型経済への貢献と人的資本経営の強化を図ります。

福祉用具貸与事業では、都市部での営業員増員や営業所の新規出店、M&Aを通じて事業拡大を図ります。また、地方では介護ベッドの卸販売に注力し、インフラ整備やDX推進を通じて営業効率を高めます。さらに、介護保険対象外のレンタルサービスの展開にも取り組み、国内シェアNo.1の地位を確立することを目指しています。

インテリア健康事業では、独自の機能を持つ高付加価値商品を開発し、自社ショールームを活用した展示販売会を通じて拡販を図ります。また、EC向けの商品開発や販売に注力し、商品供給体制の最適化を進めます。法人向けには、ホテルや旅館向けの追加ベッドやマッサージ器のレンタルを拡大し、海外市場への展開も視野に入れています。

フランスベッドホールディングスは、事業ポートフォリオマネジメントとESGを意識したサステナビリティ経営を推進し、循環型経済への貢献と人的資本経営の強化を図ります。これにより、従業員の成長と働きがいを実感できる環境を整え、持続可能な企業を目指しています。最終的には、社会に貢献し続ける企業としての地位を確立することを目指しています。