フランスベッドホールディングスJP:7840

時価総額
¥459.6億
PER
17.4倍
医療・介護用ベッド、福祉用具の製造・レンタル、リネンサプライ、ベッド・家具類・寝装品・健康機器の製造・卸売、不動産賃貸事業。

沿革

[前史]

2003年5月

フランスベッド株式会社及びフランスベッドメディカルサービス株式会社(以下「両社」という。)は、株式移転により完全親会社(共同持株会社)である当社を設立し、経営統合を行う「株式移転契約書」を締結

2003年6月

両社の定時株主総会において、株式移転による当社の設立について、承認決議

[提出会社設立以降]

2004年3月

両社の株式移転により、当社を設立

当社の株式を東京証券取引所(市場第一部)及び大阪証券取引所(市場第一部)に上場

2004年11月

フランスベッド販売株式会社(連結子会社)をフランスベッド・トレーディング株式会社(連結子会社)に吸収合併。存続会社は同日にフランスベッド販売株式会社に商号変更

2005年5月

France bed International (Thailand) Co.,Ltd.を設立

2006年1月

韓国フランスベッド株式会社を設立

2009年3月

大阪証券取引所上場廃止

2009年4月

フランスベッドメディカルサービス株式会社(連結子会社)をフランスベッド株式会社(連結子会社)に吸収合併

2009年12月

株式会社翼(連結子会社)の株式をフランスベッド株式会社が取得

2010年1月

韓国フランスベッド株式会社の株式を売却

2011年5月

株式会社アドセンター解散

2012年6月

江蘇芙蘭舒床有限公司(現・非連結子会社)を設立

2013年4月

フランスベッド株式会社がフランスベッドメディカルサービス株式会社(現・非連結子会社)を設立

2018年7月

France bed International (Thailand) Co.,Ltd.解散

2020年10月

カシダス株式会社(連結子会社)の株式をフランスベッド株式会社が取得

2021年12月

株式会社ホームケアサービス山口(連結子会社)の株式をフランスベッド株式会社が取得

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

フランスベッドホールディングスとそのグループ企業は、メディカルサービス事業とインテリア健康事業を主軸に展開しています。メディカルサービス事業では、医療・介護用ベッドや福祉用具の製造、仕入れ、レンタル、小売及び卸売、さらに病院やホテル向けのリネンサプライなどを手掛けています。このセグメントには、フランスベッド株式会社、株式会社翼、カシダス株式会社、株式会社ホームケアサービス山口、江蘇芙蘭舒床有限公司、フランスベッドメディカルサービス株式会社、株式会社ミストラルサービスが含まれます。

一方、インテリア健康事業では、ベッドや家具類、寝装品、健康機器の製造、仕入れ、卸売、戸別訪問販売、広告や展示会場の設営を行っています。このセグメントには、フランスベッド株式会社、フランスベッド販売株式会社、株式会社エフビー友の会、東京ベッド株式会社、フランスベッドファニチャー株式会社、江蘇芙蘭舒床有限公司が属しています。

さらに、フランスベッドホールディングスは不動産賃貸などの「その他」の事業も展開しており、フランスベッド株式会社とフランスベッド販売株式会社がこのセグメントに含まれます。株式会社エフビー友の会は、フランスベッド販売株式会社の子会社であり、前払式特定取引契約を締結する友の会会員への商品販売斡旋を行っています。また、株式会社ミストラルサービスは持分法適用会社であり、江蘇芙蘭舒床有限公司とフランスベッドメディカルサービス株式会社は小規模であり、連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないため、連結の範囲及び持分法の適用対象から除外されています。

経営方針

フランスベッドホールディングスは、メディカルサービス事業とインテリア健康事業を軸に、中期経営計画を推進しています。同社は、少子高齢化が進む中で、福祉用具貸与事業への経営資源集中による事業拡大を目指しています。これにより、介護人材不足や在宅介護の課題に対応する省力化や労力軽減につながる製品の開発を進めています。また、都市部での営業員増員や営業所の新規出店、地方での卸対策商品の開発などにより、国内シェアNo.1の地位確立を目指しています。

インテリア健康事業では、消費者の生活環境や睡眠への意識変化に対応し、快適な自宅生活を支えるベッドや家具などの需要に応えるため、高付加価値製品の開発に注力しています。ショールームの増設やEC市場への対応も積極的に行っています。

さらに、同社はESG経営を重視し、事業ポートフォリオマネジメントの実践や環境・社会・ガバナンスに配慮した経営を推進しています。安心で安全な製品の提供、資源のリユース・リサイクル、CO2排出削減、人材育成、ダイバーシティとワークライフバランスの推進など、重要課題に対する具体的な目標設定と取り組みを進めています。

フランスベッドホールディングスは、これらの戦略を通じて、社会から長期にわたり存続を期待される企業を目指し、社会的価値の創造に努めています。