SHOEIJP:7839株価

時価総額
¥977.1億
PER
15.6倍
乗車用ヘルメットの大手。高付加価値のプレミアム二輪乗車用ヘルメットを展開。売上高の約90%が二輪乗車用ヘルメット、連結子会社7社(海外6社、国内1社)を保有。日本・欧州・東南アジア・中国に展開。

株価の推移

出来高の推移

PERの推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
PERの推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PBRの推移

時価総額の推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
時価総額の推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

事業内容

SHOEIは乗車用ヘルメットの製造・販売を主力とする企業です。同社は二輪乗車用ヘルメットが売上の約90%を占め、とくに高品質で付加価値の高いプレミアムヘルメットに注力して製造・販売しています。

主要な顧客は一般の二輪車利用者に加え、官公庁などの需要もあり、国内外の販売店や子会社を通じて製品を販売しています。同社の収益構造はヘルメット本体が中心で、ヘルメットパーツや関連製品が補助的な収入源になっています。

事業は製造・販売に加え、海外代理店管理やマーケティングを含む流通網で成り立っています。同社は国内販売・マーケティングを担う子会社のほか、欧州や東南アジアの販売代理店、そして中国での市場調査・現地マーケティングを行う現地法人を通じてグローバルに展開しています。

経営方針

同社は高付加価値のプレミアム二輪用ヘルメット事業を基軸に、長期的な企業価値の向上を目指しています。現在、売上の約90%が二輪乗車用ヘルメットで占められており、短期的な需要変動があっても高い自己資本比率の維持や潤沢な現預金の確保によって、リーマン級危機や自然災害等の有事にも耐えうる財務体質を構築することを重視しています。加えて欧米・日本でのトップシェア維持を基本に、中国や東南アジアなど成長余地のある市場での拡大を図りつつ、事業ポートフォリオの多角化としてキャリーケース事業の本格参入(2026年9月期開始予定)などで売上構造の安定化を図る方針です。

重点投資分野は国内生産体制と研究開発、ブランド強化に集中しています。同社は国内2工場での一貫生産体制を維持・強化し、2024年に取得した茨城隣接地に倉庫を整備(2025年1月に稼働)するなど生産・物流基盤を充実させています。一方で研究開発には集中的に資源を投下し、新素材(カーボンシェル等)やヘルメットと電子機器の融合、被り心地を高める個別フィッティング(日本では販売数量の約49%がフィッティング適用)といった差別化要素により、他社が模倣しにくい高付加価値商品で競争優位を確立しようとしています。

新市場開拓と事業拡大は現地密着型の販売体制を軸に進めています。同社は2023年にパリ、2025年にバルセロナに専用ギャラリーを開設しショールームを通じて顧客ニーズを直に吸い上げるとともに、中国では現地法人に邦人を駐在させ代理店監督や市場調査を強化した結果、販売拡大を実現しています。流通面では代理店・販売店との協業を重視しつつ、自社のECやショールームでの直接販売も拡充し、BMX用ヘルメット(2024年9月上市)やキャリーケースといった新商品群で顧客層の裾野を広げる計画です。

技術革新に関しては製品性能と環境配慮の両面で具体的施策を進めています。2025年10月にはカーボンシェル採用モデルを上市するなど素材革新を進める一方で、通信・音響・映像機能を組み込む「スマートヘルメット」開発に注力し、ヘルメットを“頭に近いプラットフォーム”として差別化する狙いです。工場ではジャストインタイムや改善活動で生産性向上を図りつつ、太陽光発電の導入や塗料使用量削減などでCO2排出低減にも取り組んでおり、技術・生産・環境の各領域で競争力を高める具体的投資を継続しています。