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中本パックスJP:7811
沿革
1950-10 | 印刷インキ、洋紙の販売を目的として㈱山本洋紙店(資本金500千円、本店:大阪市中央区)設立。 |
1951-10 | 山本インキ㈱の倒産により、㈱山本洋紙店を㈱中本洋紙店に商号変更。 |
1952-01 | 紙製品の加工を目的として中本印刷工業㈱(1968年1月 中本紙業㈱に商号変更)設立。 |
1959-02 | グラビア印刷加工を目的として中本グラビヤ印刷㈱(後の中本パックス㈱(大阪府八尾市))設立。 |
1959-03 | 東神興業㈱(後の㈱中本(大阪市北区))設立。 |
1959-12 | 段ボール類の製造加工等を目的として中本紙器工業㈱(1964年2月 中本印刷紙器㈱に商号変更)設立。 |
1963-10 | 転写マークの製造販売を目的として日本化学印刷㈱(1977年9月 中本特殊印刷㈱に商号変更)設立。 |
1972-05 | ㈱中本洋紙店が㈱中本(大阪市天王寺区)に商号変更。 |
1976-03 | ㈱大阪中本(後の中本パックス㈱(大阪市天王寺区))設立。 |
1985-09 | 財務体質の強化を目的として中本特殊印刷㈱が中本紙業㈱を吸収合併。 |
1988-03 | グラビア印刷加工の事業拡大を目的として名張中本印刷㈱設立。 |
1988-12 | 中本印刷紙器㈱の会社分割により、大阪市天王寺区に関東中本印刷㈱(資本金20百万円、現 当社)を設立。 |
1991-12 | 関東中本印刷㈱が中本パックス㈱に商号変更。 中本印刷紙器㈱が中本インターパック㈱に商号変更。 |
1993-02 | 中本パックス㈱(当社)が本店を埼玉県北埼玉郡川里村に移転。 |
1993-12 | スケールメリットによる生産効率の向上、競争力の増強、コスト圧縮を目的とした、当社グループ集約の方針のもと、中本インターパック㈱が名張中本印刷㈱を吸収合併し、中本パックス㈱(大阪市鶴見区)に商号変更。 |
1995-03 | 当社グループ集約の方針のもと、中本パックス㈱(大阪市天王寺区)が中本特殊印刷㈱を吸収合併。 |
1995-09 | 包装資材の加工事業を目的として廊坊(中国)に廊坊中本包装有限公司(現 連結子会社)を設立。 |
1995-10 | 稲畑産業㈱、サカタインクス㈱、大日精化工業㈱、㈱興人、ダイニック㈱、大福産業㈱との共同出資により、大阪市天王寺区にエヌ・ピー・ジー・ジャパン㈱(廊坊中本包装有限公司の国内持株会社、現 連結子会社)を設立。 |
1997-12 | 当社グループ集約の方針のもと、中本パックス㈱(当社)が中本パックス㈱(大阪府八尾市)を吸収合併。 |
1998-03 | 中本パックス㈱(当社)が本店を大阪府八尾市若林町に移転。 |
1998-12 | 当社グループ集約の方針のもと、中本パックス㈱(当社)が中本パックス㈱(大阪市天王寺区)を吸収合併。 |
1999-03 | 中本パックス㈱(当社)が本店を大阪市天王寺区に移転。 |
2001-03 | チャックテープ・フィルム製造・ラミネート・成型を目的として廊坊(中国)に廊坊中本新型材料科技有限公司(現 連結子会社)を設立。 |
2001-08 | 当社100%出資により、大阪市天王寺区にナピクル㈱(廊坊中本新型材料科技有限公司の国内持株会社、現 連結子会社)を設立。廊坊中本新型材料科技有限公司の出資金に関する権利を当社よりナピクル㈱に100%譲渡。 |
2002-12 | 当社グループ集約の方針のもと、中本パックス㈱(当社)が中本パックス㈱(大阪市鶴見区)を吸収合併。 |
2004-09 | 包装袋及び製膜事業を目的として蘇州(中国)に当社100%出資により中本包装(蘇州)有限公司(現 連結子会社)を設立。 |
2005-03 | 当社グループ集約の方針のもと、中本パックス㈱(当社)が㈱中本(大阪市天王寺区)を吸収合併。 |
2005-12 | 旧㈱アールに対し再建支援を行った後、同社より営業譲渡を受け、日用品・雑貨の製造販売を目的として大阪市北区に㈱エーオーエヌ(現 連結子会社㈱アール)を設立。 |
2006-03 | ㈱東京印書館のグラビア事業について営業譲渡を受け、グラビア印刷加工を目的として埼玉県比企郡ときがわ町に㈱中本印書館(現 連結子会社)を設立。 |
2008-07 | グラビア印刷加工の生産能力増強を目的として㈲サンタック(現 連結子会社㈱サンタック)を買収し、100%子会社とする。 |
2009-04 | 食品容器成型に関する加工ノウハウと厚物シート印刷品の販路を獲得するため、東洋フオンシエール㈱を買収。同社が子会社である千葉グラビヤ㈱及び㈲三原化成を吸収合併し、エヌアイパックス㈱(現 連結子会社)に商号変更。 |
2011-03 | 当社グループ集約の方針のもと、中本パックス㈱(当社)が㈱中本(大阪市北区)を吸収合併。 |
2012-01 | ㈱キタイ製作所との共同出資により大阪市天王寺区に㈱中本キタイホールディングス(中本北井(蘇州)商貿有限公司の国内持株会社、現 連結子会社)を設立。 |
2012-03 | プラスチック射出成型品販売事業を目的として蘇州(中国)に中本北井(蘇州)商貿有限公司(現 連結子会社)を設立。 |
2015-09 | 当社の特許(HS-PET)技術と三国紙工㈱のラミネート加工技術の提携・強化を目的として第三者割当増資により三国紙工㈱の株式を追加取得し、持分法適用関連会社とする。 |
2016-03 | 東京証券取引所市場第二部に上場。 |
2017-09 | 東京証券取引所市場第一部指定。 |
2018-02 | 北米への自動車内装材関連の更なる拡販及びサービスの向上と、当社グループ事業のグローバル展開の推進を目的として米国テネシー州にNakamoto Packs USA, Inc.を設立。 |
2018-04 | 廊坊中本包装有限公司の所在地における深刻化する環境問題への対応を目的として中国河北省滄州市に滄州中本華翔新型材料有限公司を設立。 |
2020-05 | 自動車産業のグローバルなサプライチェーンへの対応と、事業戦略の一つである海外売上比率の向上を目的としてベトナムトゥアティエン=フエ省フーロク地区にNAKAMOTO PACKS VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立。 |
2020-07 | 紙加工品の取り扱いを強化し、より一層の環境対応を進める目的で、三国紙工㈱の第三者割当増資を引き受け、連結子会社とする。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行 |
2023-03 | エヌアイパックス㈱が中本Fine Pack㈱に商号変更。 |
2023-04 | 中本Fine Pack㈱が生産品質向上・納期対応による顧客満足度の向上を目的としてニッセー㈱の食品容器成型事業を譲受。 |
2023-10 | 東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行。 |
2024-02 | 販売・仕入・製造の効率化、製品開発力の向上等によるシナジー効果を目的として、株式公開買付け及び株式交換を経てMICS化学㈱を連結子会社とする。 |
事業内容
中本パックスグループは、中本パックスおよび国内外の関連会社15社(国内8社、海外7社)で構成されています。このグループは、印刷加工(グラビア印刷)、コーティング加工、ラミネート加工、成型加工による製品の販売を主な事業としています。グループは印刷関連事業を単一セグメントとしており、グラビア印刷では微細な濃淡を表現できる凹版印刷を、コーティング加工では素材表面を樹脂等の薄い皮膜で覆う技術を、ラミネート加工では包装材料の強化や機能付加を目的とした多層複合化を、成型加工ではプラスチックシートを熱で形を変える技術をそれぞれ提供しています。
中本パックスグループの製品は、食品関連、IT・工業材関連、医療・医薬関連、建材関連、生活資材関連など幅広い用途に供されています。例えば、食品関連では乳製品のシュリンクフィルムやコンビニエンスストア用の弁当・サラダ容器用フィルム、IT・工業材関連ではモバイル機器関連の遮光フィルムや自動車関連の内装部材、医療・医薬関連では貼付剤関連の外装袋印刷や市販薬の個包装フィルム印刷などがあります。
また、中本パックスグループは、自社で排出されるプラスチック廃材を再生し、リサイクルペレットとして販売するなど、環境への配慮も行っています。グループ内の関連会社は、それぞれ特定の製品やサービスを提供し、中本パックスと共に幅広い顧客ニーズに応えています。例えば、㈱アールは生活資材関連の製品を日本国内で販売し、㈱中本印書館は建材関連のグラビア印刷加工を行い、中本パックスに販売しています。海外では、Nakamoto Packs USA,Inc.が北米及び中米の顧客にIT・工業材関連製品を販売するなど、グローバルに事業を展開しています。
経営方針
中本パックスグループは、環境と安全を重視した製品と技術の開発に注力し、顧客満足を追求することで持続的な成長を目指しています。同社は「クリーン&セイフティ」を合言葉に、自然環境や労働環境に配慮した製品の提供を通じて、社会から信頼される企業を目指しています。そのために、食品関連、IT・工業材関連、医療・医薬関連、建材関連、生活資材関連など、多岐にわたる分野での自社開発品の販売強化と顧客ニーズへの迅速な対応を重視しています。
中本パックスグループは、全天候型グローバル企業を目指し、経済的価値だけでなく、社会的価値の追求にも注力しています。これには、環境経営の推進や改善活動による原価低減、顧客満足度の最大化を含む多角的な戦略が含まれます。また、持続可能な社会の構築に貢献するため、リサイクル原料の使用やCO2削減など、環境負荷の低減にも取り組んでいます。
グローバル戦略としては、海外の連結子会社を通じて、各国の市場ニーズに応える製品の提供を強化しています。これにより、国際情勢の変化や地政学リスクなどの外部環境の変動にも柔軟に対応し、グローバルなサプライチェーンの構築を進めています。
社会的責任を重視した経営にも力を入れており、地域社会への貢献やダイバーシティの推進、ステークホルダーとの信頼関係の構築に努めています。また、内部管理体制の強化にも注力し、透明性の高い経営を目指しています。
中本パックスグループは、これらの戦略を通じて、多様な市場ニーズに応え、新たな価値を提供することで、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。