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幸和製作所JP:7807
沿革
1987-10 | 大阪府堺市幸通(現堺市堺区幸通)に児童乗物(乳母車)の製造販売を事業目的とした、株式会社幸和製作所(資本金6百万円)を設立 |
1997-06 | 本社を大阪府堺市少林寺町(現堺市堺区少林寺町)に移転 |
1997-11 | 埼玉県上尾市に関東営業所を新設 |
2001-08 | 本社を大阪府堺市海山町(現堺市堺区海山町)に移転 |
2002-05 | 福祉用具の中国での生産を目的として、中国香港特別行政区九龍尖沙咀金馬倫道に幸和(香港)有限公司を設立 |
2003-03 | 幸和(香港)有限公司が中国広東省東莞市莞龍路に東莞工場を新設(中国国内での生産を開始) |
2007-10 | 福祉用具を総合的に展開する目的で自社ブランド「TacaoF(テイコブ)」を創設 |
2009-09 | 福岡県太宰府市に九州出張所を新設 |
2010-03 | 福岡県大野城市に九州出張所を移転し、九州営業所とする |
2010-12 | 当社がISO9001の認証取得を受ける |
2011-07 | 幸和(香港)有限公司が中国広東省東莞市東城区に東莞幸和家庭日用品有限公司(現連結子会社)を設立し、東莞工場を移管 |
2011-11 | 関東営業所をさいたま市大宮区三橋に移転 |
2011-12 | 東莞工場を中国広東省東莞市東城区に移転 |
2017-11 | 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2018-11 | 福祉用具・介護用品のインターネット販売を目的として、福岡県北九州市八幡西区皇后崎町に株式会社ネクストケア・イノベーション(現連結子会社)を設立 |
2019-03 | 有限会社パムック(2019年9月に株式会社幸和ライフゼーションへ商号変更、現連結子会社)を連結子会社化 株式会社シクロケア(現連結子会社)を連結子会社化 |
2021-02 | 幸和(香港)有限公司を清算 |
2022-01 | 関東営業所を東京都江戸川区篠崎町に移転 |
2022-04 | 株式会社東京証券取引所の新市場区分化に伴い、スタンダード市場へ上場市場を移行 |
2023-09 | 株式会社シクロケアを大阪府堺市堺区海山町に移転 |
事業内容
幸和製作所グループは、介護用品・福祉用具の製造・販売、介護サービス、およびインターネットを介した介護用品・福祉用具の販売を主たる事業としています。同社グループは、幸和製作所をはじめ、東莞幸和家庭日用品有限公司、株式会社ネクストケア・イノベーション、株式会社幸和ライフゼーション、株式会社シクロケアの計5社で構成されています。
事業セグメントは大きく3つに分けられます。第一に、介護用品・福祉用具製造販売事業では、シルバーカー、歩行車、杖などの歩行補助用具を主要製品としています。これらは、主に東莞幸和家庭日用品有限公司で製造され、国内外の委託工場や仕入先からも製品を調達しています。販売は、国内では幸和製作所と株式会社シクロケアが、海外では東莞幸和家庭日用品有限公司が担当しています。
第二に、介護サービス事業では、株式会社幸和ライフゼーションが介護保険法に基づく福祉用具の貸与(レンタル)事業を展開しています。このサービスは、居宅介護者や要支援者の日常生活の自立を支援するためのものです。
第三に、EC事業では、株式会社ネクストケア・イノベーションがインターネットを通じて車いす、シルバーカー、歩行車などの介護用品・福祉用具の通信販売を行っています。
幸和製作所グループの販路は、チェーンストアルート、介護ルート、OEM受注、介護サービス事業における福祉用具貸与、およびEC事業におけるインターネット販売の5つに大別されます。これらの販路を通じて、幸和製作所グループは国内外での販売網を広げ、介護用品・福祉用具市場での地位を確立しています。
経営方針
幸和製作所グループは、介護用品および福祉用具の開発・製造・販売を通じて、高齢者のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上に貢献することを目指しています。同社は、製品領域の拡大、シニア関連事業の拡大、介護ロボット事業の確立、および海外市場の開拓を主な成長戦略として掲げています。
製品領域の拡大においては、市場シェアが低かったり、参入していなかった製品領域への積極的な参入を推進しています。特に、連結子会社である株式会社シクロケアが取り扱う介護保険対象の住宅改修用品や特定福祉用具の入浴補助具などがその例です。
シニア関連事業の拡大では、連結子会社である株式会社ネクストケア・イノベーションがEC事業を展開し、インターネットを通じた介護用品・福祉用具の販売を強化しています。また、株式会社幸和ライフゼーションは、介護サービス事業として福祉用具貸与(レンタル)事業を行い、事業領域の拡大に貢献しています。
介護ロボット事業の確立に向けた取り組みは、新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に研究開発が中止されましたが、これまで自立支援型転倒防止ロボット歩行車やコミュニケーションロボットの開発に取り組んできました。
海外市場の開拓では、韓国や台湾を中心に営業活動を展開しており、新型コロナウイルス感染症の影響下でもウェブ会議を通じた既存得意先や販売代理店との関係強化に努めています。
これらの成長戦略を通じて、幸和製作所グループは、国内外での事業拡大と収益基盤の強化を目指しています。同社は、経営上の目標達成に向けて売上高、営業利益、売上高営業利益率の向上に注力し、持続可能な成長を追求しています。