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愛知時計電機JP:7723
沿革
1898-07 | 各種時計の製造を目的として愛知時計製造株式会社を設立。名古屋市東橘町にて営業を開始。 |
1912-07 | 商号を愛知時計電機株式会社に変更。 |
1923-07 | 本社を名古屋市南区千年字船方15番地(現:熱田区千年一丁目2番70号)に移転。 |
1927-12 | 水道メーターの製造を開始。 |
1945-06 | 本社船方工場空襲により全工場破壊焼失。 |
1946-01 | 時計及び水道メーターの製造を再開。 |
1949-06 | 企業再建整備法に基づき、愛知時計電機株式会社の第二会社として「新愛知時計電機株式会社」を設立。本社を名古屋市瑞穂区堀田通に置く。 |
1949-12 | 名古屋証券取引所市場第一部に上場。 |
1950-04 | ガスメーターの製造を開始。 |
1952-07 | 旧会社愛知時計電機株式会社を吸収合併。 |
1952-12 | 商号を「愛知時計電機株式会社」に変更。 |
1959-07 | 本社工場を名古屋市熱田区千年字船方15番地(現:千年一丁目2番70号)に建設移転。 |
1961-10 | 東京証券取引所市場第一部に上場。 |
1966-04 | 岡崎工場を岡崎市に建設、ガスメーター製造部門を拡張移転。 |
1968-12 | 北海道工場を札幌市に建設。 |
1969-12 | 仙台工場を仙台市に建設。 |
1993-04 | 株式会社アイセイテック(現:連結子会社)を愛媛県今治市に設立。 |
1995-04 | 九州工場を福岡市に建設。 |
1996-04 | 瑞穂工場を名古屋市瑞穂区に建設。 |
2002-04 | 組織改編を行い建設業に本格参入。 |
2010-09 | 大連愛知時計科技有限公司(現:連結子会社)を中国・大連市に設立。 |
2010-10 | ガーベラ精工ベトナム有限会社をベトナム・ハイフォン市に設立。 |
2011-08 | アイレックス株式会社を名古屋市瑞穂区に設立。 |
2011-11 | アイチ木曽岬精工株式会社(現:連結子会社)を三重県木曽岬町に設立。 |
2013-06 | 本社新社屋を建設。瑞穂工場及びアイレックス㈱本社を集約。 |
2014-11 | 大兼組運送㈱の商号変更を行い、アイチ梱包運輸㈱(現:連結子会社)とする。 |
2014-12 | 愛知時計電機ベトナム有限会社(現:連結子会社)をベトナム・ハイフォン市に設立。 |
2015-10 | 連結子会社アイレックス株式会社を吸収合併。 |
2019-04 | バンコク駐在員事務所を開設。 |
2019-09 | データ配信サービス アイチクラウドの運用開始。 |
2019-10 | ホーチミン駐在員事務所を開設。 |
2020-02 | ガーベラ精工ベトナム有限会社を清算結了。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。名古屋証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプレミア市場へ移行。 |
事業内容
愛知時計電機は、計測器関連事業とその他の特機(特殊機械)を中心に展開している企業です。同社グループは、愛知時計電機を含む子会社6社と関連会社1社で構成されており、幅広い製品とサービスを提供しています。
計測器関連事業では、ガス関連機器として都市ガス用メーター、LPガス用メーター、工業用ガスメーター、圧力機器、ガバナ圧力監視システム、ガス用検針システムなどを製造・販売しています。また、水道関連機器としては、各種上水道用メーター、工業用水・下水道用メーター、水道用検針システム、料金管理システム、高齢者住宅向け緊急通報システムなどを手がけています。
民需センサー・システム部門では、工場民需市場向けの各種流量計や機器組込用流量センサーを提供しており、計装部門では官需市場向けの各種流量計や計測・監視・制御システムを展開しています。
その他の特機部門では、精密金型の製造、修理及び販売を行っています。これらの製品の荷造梱包及び輸送は、連結子会社のアイチ梱包運輸が主に担当しています。
愛知時計電機グループは、製造の一部を連結子会社のアイセイテックやアイチ木曽岬精工に委託し、台湾の関連会社やベトナム、中国の連結子会社を通じて国際的に製造・販売活動を行っています。これにより、同社は国内外で幅広い顧客ニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
愛知時計電機は、センサー技術を核に、システムやサービスを提供し、社会生活や産業の発展に貢献することを目指しています。同社は、2021年5月11日に2021年度から2023年度を対象とした中期経営計画「中期経営計画2023」を策定しました。この計画では、「信頼・創造・奉仕」の企業理念のもと、スマート社会への貢献、お客様に新しい価値を創造し提供することをミッションとして掲げています。
愛知時計電機の成長戦略は、市場拡大と事業領域の拡大、基盤事業分野の競争力と収益の向上、そして経営力の強化の3つを基本戦略としています。特に、LPWA通信技術を活用した計測器のスマート化や、海外市場での競争力強化、中国・ASEAN地域での販売拡大などに注力しています。また、ガス・水道メーターの最適化生産の追求や、自動化・デジタル化の推進を通じて、品質、コスト、納期(QCD)の向上を目指しています。
経営力の強化に関しては、スタッフ部門の生産性向上、働き方改革、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、子会社や関連会社のガバナンス強化を通じて、グループ経営の最適化を図っています。さらに、ESG(環境・社会・企業統治)の尊重、SDGs達成への貢献、社員のモチベーション向上、女性活躍の推進、人材育成にも力を入れています。
これらの戦略を通じて、愛知時計電機は、新たなシステムやサービスを提供し、社会に貢献することで、持続的な成長を目指しています。