IDOMJP:7599

時価総額
¥1300.8億
PER
9.8倍
中古車販売を中心に、新車販売、自動車リース・レンタル、ソフトウェア開発、事務処理受託を手がける事業。

事業内容

IDOMは、中古車販売を中心に事業を展開している企業です。IDOMグループは、IDOM本体と15の子会社で構成されており、一般消費者向けに中古車の販売を主な業務としています。また、中古車販売に加えて新車の販売も行っています。

IDOMの事業は主に日本国内と海外に分かれています。日本国内では、IDOMが中古車販売と関連事業を展開しています。連結子会社の東京マイカー販売株式会社は、中古車の売買を担当しています。また、IDOM CaaS Technologyは自動車のリースとレンタル事業を行っています。

さらに、IDOMビジネスサポートは事務処理などの業務を受託し、IDOM Digital Driveはソフトウェアの開発を手がけています。これにより、IDOMは中古車販売だけでなく、関連する多様なサービスを提供しています。

海外では、Gulliver USA, Inc.とGulliver EAST, Inc.がアメリカ国内で中古車の売買を行っています。これにより、IDOMは国際的にも中古車市場でのプレゼンスを強化しています。

経営方針

IDOMは「Growing Together」を企業理念に掲げ、ステークホルダーと共に成長を目指しています。1994年の創業以来、「自動車の流通革命」をビジョンに掲げ、日本および海外で事業を拡大し続けています。このビジョンの実現に向け、IDOMは中古車市場でのプレゼンスを強化し、業界の変革を推進しています。

IDOMは、日本の中古車市場において約6%のシェアを持ち、さらなる拡大の余地があると考えています。消費者の中古品への抵抗感が薄れつつある中、IDOMは日本市場が米国のように中古車の比率が高まる可能性を見据えています。この市場の変化を捉え、IDOMは中古車小売市場の拡大を目指しています。

成長戦略として、IDOMは大型店の新規出店を進め、整備工場の展開を強化しています。これにより、顧客のリピート化を促進し、生涯顧客として囲い込むことを狙っています。また、既存事業の改善や海外展開も視野に入れ、特に豪州や米国でのグローバル展開を進めています。

IDOMは、事業拡大に対応するための人材教育やサービス開発力の強化を図っています。さらに、EV化や排ガス規制の強化といった自動車業界の変化に対応し、中古車の循環を重要視しています。これらの変化を機会と捉え、経営判断を行っています。

中長期的な経営方針として、IDOMは中古車の小売ビジネスを中心に事業を拡大しています。営業利益、ROIC、フリー・キャッシュ・フローを重視し、2027年までに直営店小売台数を17~19万台に増やすことを目指しています。これにより、持続的な成長を実現しようとしています。