アドヴァンJP:7463

時価総額
¥448.3億
PER
5倍
建築用仕上材の輸入販売、不動産賃貸、物流管理、ガーデニング商品卸売など多岐にわたる事業を展開。

沿革

1975-03輸入セラミックタイルの販売を目的に東京都中央区銀座にて株式会社アドヴァンを設立。(資本金5,000千円)
1978-09東京都渋谷区神宮前に本店移転。原宿ショールーム開設。
1980-08業容拡大の為、インテリアタイル株式会社を吸収合併。
1980-10東京都港区浜松町に本店移転。
1982-09規格石材の輸入販売開始。
1983-03大阪支店開設。
1984-12千葉県野田市に野田流通センター完成。
1985-08福岡支店開設。
1986-05名古屋支店開設。
1988-01広島支店開設。
1988-06東京都渋谷区神宮前に本店移転。
1989-04仙台支店開設。
1990-01札幌支店開設。
1991-01株式会社アド・ウィンインターナショナルを吸収合併。
1992-11東京都渋谷区神宮前に本社社屋及びショールーム完成。
1993-12茨城県岩井市(現 坂東市)に岩井流通センター完成。
1995-10日本証券業協会に株式を店頭登録。
1997-08福岡県朝倉郡三輪町(現 筑前町)に九州流通センター完成。
1998-08三重県上野市(現 伊賀市)に名阪流通センター完成。
1998-12当社100%出資子会社のアドヴァン管理サービス株式会社設立。
2000-03東京証券取引所市場第一部上場。
2001-12タイル、石材工事会社の株式会社ヤマコーを100%子会社化。
2002-11岩井流通センターに、岩井第二倉庫完成。
2003-04岩井流通センターに、岩井第三倉庫完成。
2005-10大阪市中央区本町に大阪支店新社屋及びショールーム完成。
2007-04子会社のアドヴァン管理サービス株式会社は、会社分割によりアドヴァンロジスティクス株式会社を分社化。
2007-10岩井流通センターに、岩井第七倉庫完成。
2009-12名阪流通センターに、新倉庫完成。
2011-06岩井流通センターに、新倉庫(加工場)完成。
2012-05東京原宿ショールーム本館横にアクア館オープン。
2014-10岩井流通センターに、岩井第九倉庫完成。
2015-06東京原宿ショールーム本館B1に住宅セレクションオープン。
2017-06名古屋市中村区名駅に名古屋支店新社屋及びショールーム完成。
2017-10東京原宿にキッチン専門ショールーム完成。
2020-05当社100%出資子会社の株式会社アドヴァンテック設立。
2021-07株式会社アドヴァングループへ商号変更。
2022-04東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行。
2023-09東京原宿のキッチン専門ショールームを高級住宅設備専門ショールームに拡充。

事業内容

アドヴァングループは、株式会社アドヴァンを中心に、アドヴァンロジスティクス株式会社、株式会社ヤマコー、アドヴァン管理サービス株式会社、株式会社アドヴァンテックの4つの連結子会社を有する企業グループです。同社グループは、主に建築用仕上材の輸入販売を行っており、店舗や住宅に使用されるタイルや石材、暖炉、蛇口、システムキッチンなどの住宅設備機器を世界のトップメーカーと共同開発し、輸入しています。これらの商品は、国内の施主や工務店に直接販売されており、価格はカタログやウェブサイトで公開されています。

アドヴァングループは、東京、大阪、名古屋、福岡、沖縄にショールームを展開し、商品や施工例を展示しています。また、商品の加工はアドヴァンロジスティクス株式会社に委託し、一部商品は株式会社ヤマコー及び株式会社アドヴァンテックに販売しています。2020年5月には、ユニットバスの製造・販売・施工業を行う株式会社アドヴァンテックを設立し、子会社化しました。

事業セグメントは、建材関連事業のほかに不動産賃貸事業とその他の事業があります。不動産賃貸事業は、アドヴァン管理サービス株式会社が本社ビルや物流センターを同社グループ内で賃貸しています。その他の事業としては、物流管理業とHRB事業があり、アドヴァンロジスティクス株式会社が商品の入出庫業務を、アドヴァンが海外メーカーから輸入したガーデニング関連商品を国内のホームセンターへ卸売販売しています。

経営方針

アドヴァングループは、総合メーカーとしての地位を確立し、日々の成長を目指しています。同社は、「昨日より今日、今日より明日」というモットーのもと、商品のデザイン性、機能性、コストにこだわり、顧客満足を追求しています。創業以来、固定概念にとらわれず、新しいチャレンジを続けることで、社会に貢献していくことを経営の基本方針としています。

中長期的な経営戦略として、アドヴァングループはファブレスメーカーとしての特性を活かし、高付加価値商品の開発と時代のニーズに応える事業展開を目指しています。物流施設やショールームへの投資を通じて、将来を見据えた事業戦略を推進しており、積極的な設備投資が成長の原動力となっています。

同社は、世界中のトップメーカーと提携し、日本のニーズに合った商品開発を行っています。また、約350社の世界のトップメーカーとの強固なパートナーシップを構築し、新商品の開発に取り組んでいます。営業スタッフは商品の特性や施工方法を熟知しており、直接販売を通じて顧客に商品特性を伝え、市場のトレンドを掴むことで、在庫管理や商品開発に活かしています。

さらに、アドヴァングループは社会環境への取り組みも重視しており、持続可能な発展に貢献する活動を進めています。これには、太陽光発電の導入や廃棄物の削減、地域社会との共生などが含まれます。また、サステナブルな商品の開発と販売にも注力しています。

財務指標に関しては、営業利益率と自己資本当期純利益率(ROE)を重視し、財務体質の強化と向上に努めています。経営環境の不透明さが続く中、アドヴァングループは環境への取り組み、地域社会との共生、安全で快適な職場環境の整備を進め、ショールームや物流施設への投資を推進し、総合メーカーとしての発展を目指しています。