メディパルホールディングスJP:7459

時価総額
¥5854.4億
PER
16倍
医療用医薬品や医療機器の卸売を行うメディセオ、化粧品や日用品を扱うPALTAC、動物用医薬品を提供するMPアグロなどの事業セグメント。

事業内容

メディパルホールディングスは、医薬品、化粧品・日用品、動物用医薬品などの販売やサービスを提供する企業グループです。中核となるメディパルホールディングスを中心に、34の子会社と18の関連会社で構成されています。

同社の事業セグメントは主に3つに分かれています。まず、医療用医薬品等卸売事業では、株式会社メディセオや株式会社エバルスなどが医療用医薬品、医療機器、医療材料、臨床検査試薬を取り扱っています。

次に、化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業では、株式会社PALTAが化粧品、日用品、一般用医薬品を提供しています。このセグメントは、日常生活に密接に関連する商品を扱っています。

最後に、動物用医薬品・食品加工原材料卸売等関連事業では、MPアグロ株式会社が動物用医薬品や飼料添加物を、MP五協フード&ケミカル株式会社が食品素材や食品添加物、化学製品材料を取り扱っています。

メディパルホールディングスは、これらの多様な事業を通じて、医療や日常生活、動物医療に貢献しています。各セグメントは、専門性を活かし、顧客のニーズに応える商品やサービスを提供しています。

経営方針

メディパルホールディングスは、「流通価値の創造を通じて人々の健康と社会の発展に貢献する」という経営理念のもと、成長戦略を推進しています。同社は「医療と健康、美」を広げ、支え、つなぐ「健康応援オーケストラ」を目指し、社会価値と顧客価値の創造を図っています。

同社は「2027メディパル中期ビジョン Change the 卸 Forever~たゆまぬ変革を~」を策定し、持続的な成長を目指しています。このビジョンでは、医療用医薬品、化粧品・日用品、動物用医薬品の各事業において、流通インフラの強化やパートナーシップの拡大を進めています。

また、メディパルホールディングスは、サステナビリティ方針「未来へつなごう『元気と、かがやき』」を掲げ、環境負荷の低減や多様性の推進に取り組んでいます。温室効果ガス排出量の削減や、管理職に占める女性割合の向上を目指しています。

同社は、医療用医薬品卸売事業において、地域医療コーディネーターとしての役割を強化し、医療機関や調剤薬局との連携を深めています。また、物流の効率化を図り、安全で高機能な物流プラットフォームの構築を進めています。

化粧品・日用品卸売事業では、データ活用を通じて市場の変化を捉え、新規商材の投入を行っています。動物用医薬品事業では、新規メーカーとの取引や高利益品への注力を通じて、収益性の向上を図っています。

メディパルホールディングスは、海外進出やデジタル技術の活用、持続可能な流通の構築など、5つの成長戦略を掲げています。これにより、地域医療における価値共創を推進し、企業価値の向上を目指しています。