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松田産業JP:7456
事業内容
松田産業は、貴金属関連事業と食品関連事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。貴金属関連事業では、貴金属の回収製錬や貴金属地金、電子材料の販売、さらに産業廃棄物の収集・運搬・処理を行っています。この分野では、マツダ環境や日本メディカルテクノロジーなどの子会社が、特定の業界や地域での事業を補完しています。
食品関連事業では、食品加工原材料の販売と物流サービスを提供しています。マツダ流通が物流を担当し、ガルフ食品やMatsuda Sangyo Tradingなどの子会社が、特定の業界や地域での事業を補完しています。これにより、松田産業は多様な地域での食品関連事業を展開しています。
また、関連会社の日鉄マイクロメタルは、松田産業の貴金属関連事業における取扱商品であるボンディングワイヤなどの電子材料を生産しています。これにより、松田産業は電子材料の供給を強化し、事業の幅を広げています。
経営方針
松田産業は、持続可能な成長を目指し、2023年から2026年までの中期経営計画を策定しています。この計画では、資源の有効活用と持続可能な資源確保を重視し、顧客や社会の課題解決に貢献する高付加価値の提供を目指しています。特に、貴金属関連事業と食品関連事業を柱に、循環経済の発展に寄与することを目指しています。
同社は、成長戦略として「収益基盤強化と新規収益源の創出」を掲げています。貴金属関連事業では、資源リサイクルの総合力向上や高機能電子材料の開発を進め、国内外での市場拡大を図ります。食品関連事業では、調達網と商品ラインナップの拡充により基幹事業を強化し、グローバル展開を加速させる方針です。
経営基盤の強化も重要な施策として位置づけられています。松田産業は、経営人材の創出や多様な人材の活躍を促進し、ITを活用したDXの推進、ガバナンス強化を通じて、持続的成長を支える基盤を構築します。これにより、企業文化や財務基盤の強化を図り、競争力を高めます。
さらに、ESG経営の推進を通じて、持続可能な社会の実現と事業成長の両立を目指しています。温室効果ガス排出量の削減やダイバーシティの推進など、サステナビリティ課題への取り組みを強化し、企業価値の向上を図ります。これにより、社会的信用を高め、顧客満足度の向上を目指します。