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Retty【JP:7356】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
Rettyは実名型のグルメプラットフォームを運営しており、利用者が実際に訪問した人のおすすめ口コミや店舗情報をフォローして閲覧できる仕組みを提供しています。同社は投稿者と閲覧者の嗜好や行動ログを蓄積して、信頼性の高い店舗探しを支援しています。
主要な顧客は飲食店と広告主で、飲食店向けに掲載や顧客管理機能、オンライン予約サービスなどを有料で提供しています。収益は月額定額の契約を中心とし、予約の従量課金や広告掲載料、外部企業向けのデータ提供による定額収入などを組み合わせたハイブリッド型で、継続的なストック収入を重視しています。
同社の事業は単一セグメントのRetty運営に集約されており、サービスは大きく「飲食店支援サービス」と「広告コンテンツ」の二本柱に分かれます。飲食店支援では上位表示や広告、顧客管理付きの予約機能を通じて集客を支援し、広告コンテンツではプラットフォームを使った広告ソリューションと、蓄積した80万件規模の店舗データや口コミを「Food Data Platform」として他業界に提供するコンテンツソリューションを展開しています。
経営方針
同社は国内の大きな市場機会を背景に、実名型グルメプラットフォーム「Retty」を軸に成長と収益性の両立を目指しています。国内の外食市場は約19兆2,476億円に達し、そのうち販促費市場は約3%、約5,800億円を想定しており、さらに広告コンテンツ領域では約1兆6,060億円の市場規模を見込んでいます。直近ではネット予約数が前期比で約+22%と回復し、2025年9月期には通期黒字化を実現したことから、同社は通期黒字の維持・拡大を目指しています。
同社は差別化の源泉として「実名レビュー」とデータ蓄積を重視しており、利用者の嗜好や行動ログ、約80万件規模の店舗データを活用して信頼性の高い店舗推薦を提供しています。収益面では月額の定額課金を基盤に、予約に応じた従量課金や広告収入、データ提供による定額収入を組み合わせたハイブリッドモデルを採用しており、ARPU(1店舗あたりの月間売上単価)の改善や広告コンテンツの粗利拡大を通じて収益性向上を図っています。固定費の徹底的な見直しも実行しており、オフィス縮小や外注見直しで固定費を圧縮し、2025年9月期は前年度比で約6,800万円の固定費削減に成功しています。
同社は新市場開拓として広告コンテンツの拡充や「Food Data Platform」を通じたデータ提供ビジネスの展開を計画しており、飲食店以外の業種へのデータソリューション提供や周辺サービスの立ち上げで事業ポートフォリオを広げようとしています。店舗の参画数は直近で7,003件から7,435件に増加しており、これをさらに拡大するために直販営業の強化や販売代理店の維持・再編を進め、獲得コストの見直しと商品設計の改善で営業効率を高める施策を実行しています。同社はネット予約数の維持・拡大を重要指標と位置づけ、利便性改善でリピートと送客効果を高めることを目指しています。
同社は技術力の強化に注力しており、現在開発者比率は約30%ですが、今後は優秀な技術者の採用・育成や人工知能(AI)を含む先端技術への投資を進めています。具体的にはビッグデータの分析基盤を整備して推薦精度や検索の最適化、予約導線の改善を図ることでネット予約数の回復と従量売上の拡大を狙います。こうした技術投資を通じて、同社は「食に関わる最適な出会い」を生むプラットフォームとしての競争力を強めることを目指しています。