おきなわフィナンシャルグループJP:7350

時価総額
¥994.3億
PER
9.2倍
銀行業務を中心に、リース業務、金融商品取引業務、クレジットカード業務、信用保証業務、各種コンサルティング業務を提供する総合金融サービス。

事業内容

おきなわフィナンシャルグループは、銀行持株会社として、沖縄銀行を含む10社の連結子会社で構成されています。このグループは、銀行業務を中心に、リース業務、金融商品取引業務、クレジットカード業務、信用保証業務、各種コンサルティング業務などを通じて、地域の人々に「金融をコアとする総合サービス」を提供しています。

沖縄銀行は、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務、有価証券投資業務、国債等窓販業務、信託業務などを行っています。これらのサービスは、本店を含む60の支店と4つの出張所で提供されています。

おきぎんリース株式会社は、リース業務および関連業務を手がけています。これにより、企業や個人に対して、設備や機器のリースを通じた資金調達のサポートを行っています。

おきぎん証券株式会社は、金融商品取引業務を行い、投資信託や株式などの金融商品を提供しています。また、株式会社おきぎんジェーシービーは、クレジットカード業務を展開し、カード発行や決済サービスを提供しています。

さらに、株式会社おきぎんエス・ピー・オーは、コンピュータ関連業務を行い、ITソリューションを提供しています。他の子会社では、信用保証業務、現金精査整理業務、金融経済の調査・研究業務、債権管理・回収業務、コンサルティング業務などを展開しています。

経営方針

おきなわフィナンシャルグループは、地域密着と地域貢献を経営理念に掲げ、持続可能な経営を目指しています。同社は、金融と非金融の領域を融合し、地域社会と共に成長する総合サービスグループを目指しています。特に、気候変動や公正な取引といった社会的課題に取り組み、地域社会と経済の価値向上を図ることを重視しています。

同社の第2次中期経営計画(2024年4月~2027年3月)では、「成長の共創~おきなわの成長をともに創る~」をテーマに掲げています。この計画は、地域社会の価値向上、人的資本経営、成長基盤の構築という3つの戦略を柱にしています。これにより、地域の課題解決や経済の活性化を目指し、持続的な成長を実現しようとしています。

具体的な戦略として、地域社会の価値向上を図るために、沖縄県のリーディング産業振興や県民所得の向上を支援します。また、人的資本経営では、地域社会に貢献する人材の育成やダイバーシティの推進を重視しています。成長基盤の構築では、非連続な成長を実現するための構造改革やマーケットインによるサービス提供を進めています。

同社は、2026年度までに連結経常収益710億円、連結当期純利益110億円、連結ROE6.2%程度を目標としています。これらの目標達成に向け、地域の課題を金融と非金融の両面から解決し、地域社会の価値向上と持続的成長を目指しています。また、ガバナンス強化の一環として、監査等委員会を設置し、透明性の高い経営を実現しています。