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安永JP:7271
事業内容
安永は、エンジン部品、機械装置、環境機器の製造販売を主な事業としています。これらの事業は、国内外の子会社を通じて展開されています。具体的には、エンジン部品、機械装置、環境機器、その他の4つのセグメントに分かれています。
エンジン部品セグメントでは、コネクティングロッドやシリンダーヘッドなどの製造販売を行っています。国内では安永が直接製造販売を担当し、海外ではインドネシア、タイ、メキシコ、アメリカの子会社が製造販売を行っています。
機械装置セグメントでは、トランスファーマシンやNC工作機械などを製造販売しています。国内では安永が製造販売を行い、海外では上海安永精密切割機有限公司が中国での販売とサービスを担当しています。
環境機器セグメントでは、浄化槽用や医療健康機器用のエアーポンプを製造販売しています。国内では安永エアポンプと安永クリーンテックが製造販売を行い、海外では安永インドネシアがエアーポンプの製造販売を担当しています。
その他のセグメントには、運送事業やビルメンテナンス、工場清掃、社員給食などのサービスが含まれています。安永運輸がエンジン部品等の輸送・梱包を行い、安永総合サービスがサービス事業を担当しています。
経営方針
安永は、独創的な技術を活かし、価値ある製品を提供することで社会文化の豊かさに貢献することを使命としています。グローバルな競争環境の中で、全てのステークホルダーにとって企業価値を創造し続けることを目指しています。
同社は2023年度から2025年度までの3年間を対象とした第7次中期経営計画を発表しました。この計画では、「グローバルニッチNo.1」の製品数を増やし、新事業による新たな収益源の育成を目指しています。特に、自動車産業の電動化やSDGs、カーボンニュートラルといった社会課題への対応を重視しています。
安永の成長戦略は、以下の3つの重点施策に基づいています。まず、経営基盤の強化を図り、挑戦的な企業風土を醸成します。次に、「グローバルニッチNo.1」製品のさらなる拡大と充実を目指し、エンジン部品や機械装置、環境機器の各分野での競争力を強化します。
さらに、安永ならではの価値を提供する新規事業の創造にも注力しています。微細形状技術を活かした新規事業の売上拡大やビジネスモデルの確立を進め、新たな収益源の確保とさらなる新事業の育成を目指しています。これにより、持続可能な成長を実現し、企業価値の向上を図ります。