ミクニJP:7247

時価総額
¥118.2億
PER
10.6倍
燃料噴射関連品やポンプ類、ガス制御機器類の製造・販売、航空機部品の輸入販売、福祉介護機器類の製造・販売を行う企業。

事業内容

株式会社ミクニは、多様な事業セグメントを持ち、幅広い製品とサービスを提供しています。主な事業セグメントには、モビリティ事業、ガステクノ事業、商社事業、その他事業があります。

モビリティ事業では、燃料噴射関連品やポンプ類、補器類、気化器類、車輛用暖房機器類を製造・販売しています。具体的な製品には、スロットルボデーやオイルポンプ、二輪車用気化器などがあります。

ガステクノ事業では、ガス制御機器類を取り扱っており、ガス用立ち消え安全装置や電磁弁、ガス用流量制御弁などを提供しています。これにより、安全で効率的なガス利用をサポートしています。

商社事業では、航空機部品や芝管理機械を取り扱っています。航空宇宙用機器やゴルフ場向け芝刈機などを輸入・販売し、専門的なニーズに応えています。

その他事業には、加湿器や福祉介護機器、不動産管理などが含まれます。業務用エアコンの加湿器や介護・福祉機器、車椅子などを提供し、多様な市場に対応しています。

ミクニは、国内外の子会社や関連会社と連携し、グローバルな展開を行っています。これにより、各地域のニーズに応じた製品とサービスを提供し、競争力を高めています。

経営方針

株式会社ミクニは、企業理念「私たちは地球的視野にたち、人と技術を活かし豊かな社会づくりに貢献します」を掲げ、持続的成長を目指しています。2023年10月に制定したブランドメッセージ「つくる まもる ひらく」は、社会への貢献を約束するものです。これを基に、長期ビジョン「VISION 2033」と中期経営計画(2024年度~2027年度)を策定し、企業価値の向上を図っています。

ミクニの中期経営計画では、2027年度までに連結EBITDAマージン10%を目標とし、2033年度には13%以上を目指しています。経営環境の変化に対応し、特にモビリティ分野での需要変化に注力しています。これにより、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。

ミクニは、2050年カーボンニュートラルを目指し、省エネ活動や再生可能エネルギーの利用を推進しています。また、グローバル市場での存在価値向上を目指し、パワートレインの電動化やエネルギー多様化に対応する技術戦略を展開しています。これにより、競争力を強化し、新たな成長分野に挑戦しています。

さらに、ミクニは変化に迅速に対応できる開発・生産体制を構築し、コスト上昇に対する取り組みを進めています。労働力人口の減少に対応するため、IT活用やロボット導入を推進し、現有人材の生産性向上を図っています。また、健全な財務基盤の維持に向け、キャッシュ・フローの改善や重点投資を行っています。