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ユタカ技研JP:7229
事業内容
ユタカ技研は、親会社である本田技研工業株式会社とそのグループ会社に対して、自動車部品の製造および販売を行っています。同社は、親会社1社と子会社12社で構成されており、国内外で事業を展開しています。
日本国内では、ユタカ技研とその子会社である新日工業株式会社が四輪および二輪の自動車部品を製造し、主に本田技研工業に販売しています。また、製造工程の一部は株式会社スミレックスと新日工業株式会社に委託されています。
北米では、ユタカ技研の子会社であるカーディントン・ユタカ・テクノロジーズ・インコーポレーテッドとユタカ・テクノロジーズ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイが四輪自動車部品を製造し、本田技研工業のグループ会社に販売しています。
アジア地域では、ユタカ技研の子会社が四輪および二輪の自動車部品を製造しています。フィリピン、インドネシア、タイ、インドに拠点を持ち、これらの製品を本田技研工業のグループ会社に供給しています。
中国では、ユタカ技研の子会社である佛山市豊富汽配有限公司と武漢金豊汽配有限公司が四輪自動車部品を製造し、本田技研工業のグループ会社に販売しています。
その他の地域では、ユタカ技研のブラジル子会社が四輪自動車部品を製造し、本田技研工業のグループ会社に供給しています。これにより、ユタカ技研はグローバルに事業を展開し、親会社のサプライチェーンを支えています。
経営方針
ユタカ技研は、2030年ビジョンとして「独自技術を強化拡大し、新しい時代に期待される企業となる。」を掲げています。このビジョンのもと、同社は3つの方向性を推進しています。まず、ユタカ製品を世界中に広め、地球環境に貢献することを目指しています。次に、電動化時代に向けて新しい価値を生み出す商品を創造し、地域を超えて英知を結集し、グループの総合力を発揮することを重視しています。
ユタカ技研の第15次中期事業計画(2023年4月~2026年3月)では、「排気/制動部品・電動車部品を事業の柱とし、環境・社会に貢献する」ことを経営戦略に掲げています。電動化の基盤確立と新価値商品の開発を通じて、新たな事業の柱を構築し、既存事業の収益を最大化することを目指しています。
同社は、電動化時代をリードするための新たな事業の柱を創造し、事業転換を図ります。また、新価値商品の創造により、全従業員で風土改革を行い、スピード感を持った商品化フローの構築を目指しています。さらに、主幹部品の収益性を追求し、販路拡大を図ることで、環境変化に強い体質を構築します。
デジタル化を基軸とした運営基盤の強化も重要な戦略です。デジタルツールを活用した業務改革を推進し、データ管理と適切な教育を行うことで、グループ全体の管理業務をスリム化します。また、SDGsやカーボンニュートラルへの挑戦を通じて、サステナビリティ活動を推進し、ダイバーシティ&インクルージョンを加速させることで、働きやすい職場環境を整えています。