日野自動車JP:7205

時価総額
¥2223.6億
PER
5.6倍
トラック・バスの製造販売、トヨタ自動車からの受託生産、関連製品の開発・設計・サービスを手がける企業。

事業内容

日野自動車は、親会社や74の子会社、20の関連会社と共に、トラックやバスの製造販売を主な事業としています。また、トヨタ自動車からの受託生産も行っています。これに加えて、関連製品の開発や設計、その他のサービスも提供しています。

日野自動車の事業セグメントは、トラック・バスの製造販売を中心に構成されています。これにより、同社は商用車市場での強固な地位を築いています。また、トヨタ自動車との協力関係を通じて、受託生産の分野でも重要な役割を果たしています。

同社の事業活動は、製品の開発や設計に加え、アフターサービスや部品供給などの関連サービスも含まれています。これにより、顧客に対して包括的なサポートを提供し、長期的な信頼関係を築いています。

経営方針

日野自動車は、「人、そして物の移動を支え、豊かで住みよい世界と未来に貢献する」ことを使命とし、持続可能な社会の実現を目指しています。この使命を果たすため、同社は「HINO基本理念」、「HINOサステナビリティ方針」、「HINO行動規範」から成る企業理念「HINOウェイ」を掲げ、誠実、貢献、共感を共有の価値観として事業活動を推進しています。

同社は、エンジン認証不正問題に対する対応を進めており、米国市場での問題については2025年1月に和解に至りました。日本市場では、大型エンジン「A09C」の出荷を再開し、他のエンジンについても再申請や統合を進めています。また、再発防止策として「3つの改革」を策定し、企業風土や開発体制の見直しを進めています。

日野自動車は、商品・サービスを軸とした経営を行い、クルマの品質とサービスの「トータルサポート品質」を最大化することで、顧客から選ばれ続けることを目指しています。特に、カーボンニュートラルの実現に向けて、内燃機関車と電動車の両輪で対応するマルチパスウェイを採用し、BEVトラックや燃料電池トラックの開発を進めています。

同社は、CASE技術を活用し、人流・物流に関する社会課題の解決に取り組んでいます。公共ライドシェアの運行管理受託サービスや自動運転技術を用いた走行実証など、様々なパートナーと協力して実証プログラムを推進しています。また、経営基盤の強化に向けて、事業の選択と集中を図り、財務基盤と競争力の強化を進めています。

日野自動車は、持続的な成長を目指し、2030年度には営業利益率8%の実現を目指しています。事業ポートフォリオの見直しを行い、優位性のある市場での事業拡大を図ることで、新たな付加価値の高い商品・サービスの提供を進めています。また、トヨタ自動車や三菱ふそうとの経営統合を進め、競争力の強化を図っています。