イントラストJP:7191

時価総額
¥236.7億
PER
15.3倍
家賃債務保証や介護費用保証、医療費用保証、養育費保証を提供する保証事業と、C&OサービスやDoc-onサービスを展開するソリューション事業。

事業内容

イントラストは、総合保証サービスを提供する企業であり、主に保証事業とソリューション事業の2つの事業セグメントを展開しています。保証事業では、家賃債務保証、介護費用保証、医療費用保証、養育費保証などを提供しています。これにより、賃貸契約や介護施設、医療機関での費用の滞納リスクを軽減するサービスを提供しています。

家賃債務保証では、賃貸借契約時に保証委託契約を結び、イントラストが連帯保証人となることで、賃料の滞納リスクを引き受けます。代位弁済型の保証商品や家賃決済クレジットサービス付商品など、多様な商品を提供しています。これにより、貸主は滞納リスクから解放され、借主は連帯保証人を用意する必要がなくなります。

介護費用保証では、介護施設の利用料の滞納リスクをカバーし、医療費用保証では、入院費用の自己負担分の滞納リスクを引き受けます。養育費保証では、離婚後の未払い養育費の滞納リスクをカバーします。これらの保証商品は、利用者に安心を提供し、関連する施設や機関の経営をサポートします。

ソリューション事業では、家賃債務保証で培ったノウハウを活かし、C&OサービスやDoc-onサービス、保険デスクサービスを提供しています。C&Oサービスでは、入居申込受付や審査、債権管理支援などを行い、Doc-onサービスではSMSを活用した通知や決済機能を提供します。保険デスクサービスでは、不動産管理会社向けに保険募集業務を受託し、業務効率化を図ります。

経営方針

イントラストは、総合保証サービスを提供する企業として、顧客に「喜び」「安心」「信頼」の三つの価値を提供することを経営方針としています。保証事業とソリューション事業を通じて、社会インフラとしての保証サービスの普及を目指しています。2024年5月に策定した中期経営計画では、売上高や営業利益などの重要指標を設定し、企業価値の向上を図っています。

イントラストの成長戦略は、「売上の成長」と「成長を育成する投資」を基本方針としています。具体的には、家賃債務保証の新規取引先開拓や保証対象の拡充を進め、医療費用保証や介護費用保証の市場活性化に対応した営業活動を強化しています。また、M&Aを通じた積極的な投資も行い、2023年4月には株式会社プレミアライフを、2024年11月には株式会社ラクーンレントを子会社化しています。

ソリューション事業では、家賃保証関連の業務受託サービスにおいてDXを推進し、効率と品質の向上を図っています。金融機関との協業も視野に入れ、サービスの提案活動を積極的に行うことで、収益の拡大を目指しています。さらに、保険デスクサービスでは、少額短期保険と家賃債務保証のセット商品の開発を進め、新規取引先の獲得を図っています。

人材の採用と育成も重要な戦略の一環です。イントラストは、即戦力となる中途採用と新卒採用をバランスよく行い、全社員が新たなことに挑戦できる環境を整えています。組織力の向上を目的とした研修制度の拡充を図り、企業の成長に寄与する人材の育成を進めています。