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じもとホールディングスJP:7161
沿革
2010-10 | 株式会社きらやか銀行と株式会社仙台銀行(以下、総称して「両行」という。)は、2011年10月を目途に経営統合を行うことについて、「経営統合の検討開始に関する基本合意書」を締結 |
2011-04 | 両行は、2011年3月11日に発生した「東日本大震災」の影響により、経営統合の時期を暫時延期することを合意 |
2012-04 | 両行は、「経営統合合意書」を締結するとともに、共同で「株式移転計画書」を作成 |
2012-06 | 両行の定時株主総会及び各種種類株主総会において、両行が共同株式移転の方法により当社を設立し、両行がその完全子会社となることについて承認決議 |
2012-09 | 両行が共同して、金融庁より銀行持株会社の設立等に関わる認可を取得 |
2012-10 | 両行が共同株式移転により当社を設立 東京証券取引所市場第一部に上場 |
2012-12 | A種優先株式200億円を取得・消却するとともに、金融機能強化法(震災特例)に基づくC種優先株式200億円及びD種優先株式100億円を発行 |
2019-06 | 監査等委員会設置会社へ移行 |
2020-01 | 株式会社仙台銀行100%出資子会社「株式会社仙台銀キャピタル&コンサルティング」設立 |
2020-06 | 株式会社きらやか銀行と株式会社仙台銀行が監査等委員会設置会社へ移行 |
2020-11 | SBIホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行 |
2023-09 | 金融機能強化法(コロナ特例)に基づくE種優先株式180億円を発行 |
2023-12 | SBI地銀ホールディングス株式会社に対する第三者割当による普通株式19.6億円を発行 |
2024-04 | 株式会社きらやか銀行持分法適用会社である株式会社富士通山形インフォテクノの全株式を取得して完全子会社化、社名を株式会社JimoTecへ変更 |
事業内容
じもとホールディングス及びそのグループ企業は、銀行業務を中心に幅広い金融サービスを提供しています。同社グループは、じもとホールディングス、連結子会社7社、及び持分法適用関連会社1社で構成されています。
主な事業セグメントは、銀行業、リース業、およびその他の金融関連サービスです。銀行業では、株式会社きらやか銀行と株式会社仙台銀行が中心となり、預金、貸出、内外為替、有価証券の売買と投資、公共債や投資信託、保険の窓口販売、社債の受託及び登録業務などを展開しています。これらの業務は同社グループの中核を担っています。
リース業においては、きらやか銀行ときらやかリース株式会社がリースサービスを提供しています。その他のセグメントでは、連結子会社4社がクレジットカード及び信用保証、コンサルティングとベンチャーキャピタル、事務受託業務を手掛けています。また、持分法適用関連会社1社では、コンピュータシステムの開発、保守、運用受託業務を行っており、株式会社仙台銀行はクレジットカード業務も一部担っています。
じもとホールディングスは、特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の適用を受けています。これらの事業内容は、同社の経営の多角化と金融サービスの充実を示しており、顧客の多様なニーズに応える体制を整えています。
経営方針
じもとホールディングスは、宮城県と山形県を基盤とする地域金融グループとして、中期経営計画(2021年~2024年)を推進しています。この計画では、「本業支援の深化」、「業務変革(DX)」、「経営管理」を主要テーマとして掲げており、特にコロナ禍の影響を受ける地元中小企業への支援に力を入れています。同社は、SBIグループとの資本業務提携を活用し、金融サービスの質の向上や業務効率化を図り、経営資源の効率的な再配分を目指しています。
また、じもとホールディングスは、コロナ特例による金融機能強化法に基づく公的資金の申請を進め、地元企業への支援を強化しています。さらに、SBIグループとの間で経営全般の改善に関する追加支援の協議を開始し、経営改善への取り組みを進めています。
このように、じもとホールディングスは、地域経済の復興支援と中小企業支援を通じて、共通価値の創造を目指しています。同社は、業務改革や経営管理の強化、SBIグループとの連携を深めることで、中小企業の業況改善と地域発展に貢献し、収益改善を図る成長戦略を推進しています。