SHINKOJP:7120

時価総額
¥47.3億
PER
7.5倍
保守サービス、ソリューション、人材サービスの3事業を展開し、医療機器やIT機器の保守、ICTサービス提供、エンジニア派遣を行う企業。

事業内容

SHINKOは、保守サービス事業、ソリューション事業、人材サービス事業の3つの主要な事業セグメントを展開しています。全国60以上の拠点から、24時間365日体制でエンジニアが機器の保守、導入設計、設置展開サービスを提供しています。

保守サービス事業では、システムのサポート、機器の保守、コールセンター、ヘルプデスクサービスを提供しています。特に、ウィーメックス製の電子カルテシステムやPHC製の電子薬歴システムなど、医療機器の保守を行っています。SHINKOは、約3万6千件の保守契約を締結し、安定した収益を確保しています。

ソリューション事業では、医療機関や一般企業向けにICTサービスを提供しています。日本電気やKDDIとの協業により、ネットワーク機器の設定サービスや自動倉庫システムの展開を行っています。テクニカルセンターでは、機器の設定から配送までを一括管理し、品質の平準化を図っています。

人材サービス事業では、IT機器の保守やシステム設計を行うエンジニアを派遣しています。主要取引先には、NECフィールディングやKDDIグループがあり、エンジニアの技術力が高く評価されています。派遣契約に基づくストック型ビジネスで、安定した収益を確保しています。

SHINKOは、各事業の知見を活かし、取引先企業の課題を解決する提案を行うことで、新たなビジネスを創出しています。事業間のシナジーを活用し、新規案件を獲得する強みがあります。

経営方針

SHINKOは、2024年7月に新たな中期経営計画を発表し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を通じて成長を目指しています。総合ITソリューション企業として、ITネットワーク技術と全国ネットワークの強みを活かし、医療機関や企業のDXを全面的にサポートすることを掲げています。

新中期経営計画の初年度には、医療DXの一環として訪問看護ステーション向けのオンライン資格確認用機器の導入を推進し、増収増益を達成しました。SHINKOは「成長と収益力向上」を最重要テーマとし、事業間のシナジーを活かして事業基盤を拡大しています。

保守サービス事業では、全国に広がるネットワークを活用し、同一品質のサービスを提供しています。人材不足が進む中、SHINKOは効率化とコスト競争力を強化し、保守サービス事業の成長を図っています。特に医療分野での保守実績が評価され、医療機器メーカーからの問い合わせが増加しています。

ソリューション事業では、700名を超えるエンジニアの技術力を活かし、大手企業や官公庁との協業を拡大しています。営業力の強化とパートナー企業との関係強化を通じて、事業の成長を目指しています。ソリューション事業の拡大は、保守サービス事業の成長にも寄与しています。

人材サービス事業では、エンジニアのスキルアップを促進し、派遣先での評価を高めています。大学との連携を通じて新卒採用を強化し、ITエンジニア育成プログラムを提供することで、安定した人材供給を実現しています。SHINKOは、これらの取り組みを通じて、持続的な成長を目指しています。