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NexToneJP:7094
沿革
2000-09 | 著作権管理事業を主たる目的とし、東京都港区南麻布3丁目にイーライセンス設立 |
2000-11 | 旧“仲介業務法”が廃止され、“著作権等管理事業法”が国会で成立 |
2000-12 | 著作権管理事業を主たる目的とし、JRC(資本金1,200万円、2016年2月1日付でイーライセンスと合併し消滅)設立 |
2001-09 | イーライセンスが100%子会社として代表出版及び管理代行を目的とした音楽出版社、株式会社エムシージェイピー(以下「MCJP」)設立 |
2001-10 | イーライセンスが“著作権等管理事業法”施行に伴い、民間管理事業者届出第1号として申請(受理No.01005)(音楽著作権における支分権「録音権等」及び利用形態「インタラクティブ配信」の管理に限定) JRCが“著作権等管理事業法”施行に伴い、著作権等管理事業者として届出(受理No.01011)(音楽著作権における支分権「録音権等」及び利用形態「インタラクティブ配信」の管理に限定) |
2002-04 | 複数管理事業者による著作権管理事業開始 イーライセンスが一般社団法人日本レコード協会と録音権を中心とした包括契約締結 |
2003-04 | MCJPが著作権と著作隣接権(原盤権)のワンストップサービス実施のため、DD(デジタルコンテンツディストリビューション)業務開始 |
2003-07 | イーライセンスがネットワーク音楽著作権連絡協議会とインタラクティブ配信(ストリーム配信)に関する包括契約締結(管理事業者間の按分処理実施) |
2005-04 | イーライセンスが私的録音補償金について、JASRAC経由で徴収開始(2003年4月1日に遡及し適用) |
2005-09 | JRCがiTunes Music Store にて、日本人アーティスト・楽曲では初めてとなる「日本発全世界同時配信」のコーディネート及び配信業務を開始 |
2006-04 | イーライセンスが複数管理事業開始後、民間管理事業者初の放送等新規支分権管理に参入 |
2006-07 | DD業務をMCJPからイーライセンスに移管し、DD業務を本格稼働 |
2006-10 | イーライセンスが日本放送協会及び日本民間放送連盟と放送に関する包括契約合意、放送/有線放送に関する利用許諾開始 |
2007-02 | JRCが100%子会社として株式会社JRCラボラトリーズ(2016年2月のイーライセンスとJRCの合併により株式会社NexToneラボラトリーズに商号変更、2018年4月に当社が吸収合併)設立 |
2007-04 | イーライセンスが出版権等・貸与権・業務用通信カラオケの管理開始 |
2009-07 | イーライセンスが著作権等管理事業法に定める非一任管理(録音・出版の商品化利用及び広告目的利用)開始 |
2011-07 | イーライセンスが100%子会社として株式会社イーライセンスシステムズ(2017年4月に株式会社NexToneシステムズに社名変更)設立 |
2012-01 | イーライセンスがレンタル用包括ビデオグラムの利用許諾開始 |
2012-04 | イーライセンスがキャスティング事業を開始 |
2012-10 | イーライセンスがインタラクティブ配信(ゲーム)の利用許諾開始 |
2013-09 | イーライセンスが主に東南アジアにおける著作権等管理事業を行うことを目的とするOne Asia Music Inc.(当初持株比率74.0%、2019年4月に保有株式の一部を譲渡し現在は10.0%に減少)を台湾・台北に設立 |
2014-04 | イーライセンスが一般社団法人音楽電子事業協会と包括契約を締結し、業務用通信カラオケの利用許諾開始 |
2014-06 | イーライセンスがYouTubeにおけるコンテンツマネージメントサービス(ユーザー投稿動画のマネタイズと監視パトロールサービス)を開始 |
2015-03 | エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社(現エイベックス株式会社、以下「エイベックス」)の100%子会社であるエイベックス・ミュージック・パブリッシング株式会社(以下「AMP」)がイーライセンス発行済株式の16.8%を既存株主から取得し、エイベックスがイーライセンスを持分法適用関連会社化(2020年3月に所有株式を一部売却し、持分法適用の範囲から除外) |
2015-09 | AMPがイーライセンスの株式を追加取得し持株比率を34.4%とするとともに、JRCの発行済株式の46.6%を取得し、エイベックスがJRCを持分法適用関連会社化(2020年3月に所有株式を一部売却し、持分法適用の範囲から除外) |
2016-02 | イーライセンス(存続会社)とJRC(消滅会社)が合併、事業統合し株式会社NexTone発足 |
2016-05 | 本店所在地を東京都渋谷区広尾一丁目1番39号 恵比寿プライムスクエアタワー20Fに移転 |
2017-04 | 当社で著作権管理を行っている著作物の「著作権使用料分配実績上位3作品」の著作者及び音楽出版社を表彰する「NexTone Award(ネクストーン・アワード)」を創設 (第1回"Gold Medal"受賞作品:スピッツ『渚』) |
2017-08 | YouTubeにおける管理著作物の利用に関して「データエクスチェンジ機能に基づく利用許諾契約」を、世界中の著作権等管理事業者の中でも最初期のタイミングでGoogle社と締結 |
2018-04 | 100%子会社である株式会社NexToneラボラトリーズを吸収合併 |
2020-01 | Google社と北米地域における著作権使用料徴収に関する利用許諾契約を締結 |
2020-03 | 東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2020-11 | 欧州の著作権管理事業者である Society of Authors, Composers and Publishers of Music(SACEM)、Society for the Administration of Mechanical Reproduction Rights of authors, composers, publishers, dubbing and subtitles author(SDRM)及びIMPEL Collective Management Limited (IMPEL)と、当社管理作品の海外利用における著作権使用料の徴収に関する徴収代行契約を締結 |
2020-12 | 著作権協会国際連合(CISAC)とClientRME契約を締結 |
2021-04 | 当社管理作品の海外地域における著作権管理を開始 |
2022-04 | 当社管理作品の演奏権管理の一部における著作権使用料の徴収を開始 |
2023-09 | 株式会社レコチョクの株式51.7%(議決権割合)を既存株主から取得し、レコチョクの子会社である株式会社エッグスとともに連結子会社化 |
2024-01 | 本店所在地を東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号恵比寿ガーデンプレイスタワー10階に移転 |
事業内容
NexToneとそのグループ会社は、著作権管理、デジタルコンテンツのディストリビューション(DD)、キャスティング事業、および関連システム開発を主な事業セグメントとしています。
著作権管理事業では、音楽作品の著作権を公平かつ透明性の高い方法で管理し、権利者からの委任に基づいて利用者への許諾取次ぎと使用料の徴収を行っています。これには演奏権、録音権、出版権、貸与権などが含まれ、コンサートやライブ、CDやDVDの複製、楽譜の出版、CDレンタルなど多岐にわたる利用形態に対応しています。
デジタルコンテンツディストリビューション事業では、音楽コンテンツを国内外の音楽配信サービスへ販売・流通させる業務を行っており、2003年から事業を開始しました。この事業を通じて、音楽配信市場に特化したノウハウを蓄積し、国内屈指のデジタルディストリビューターとして位置づけられています。また、YouTubeにおけるコンテンツマネージメントサービスも提供しており、UGC(ユーザー投稿動画)からの広告収益分配も行っています。
キャスティング事業では、音楽ライブやイベントの企画立案から協賛営業、利用促進コーディネート、アーティストブッキング、ライブビューイングや映画作品の配給・宣伝など、様々なニーズに対応したトータルサポートを提供しています。
さらに、NexToneグループは、音楽・映像などエンタテインメント業界のコンテンツビジネスに関するシステム開発も手がけており、著作権・原盤権等の権利処理システムの開発・提供、コンテンツ配信関連のシステム開発・提供などを行っています。これにより、著作権利用に関する膨大かつ複雑なデータの管理や、権利者への分配金支払いなどの実務能力を強化しています。
経営方針
NexToneは、著作権管理事業を核に、デジタルコンテンツのディストリビューション、キャスティング事業、およびシステム開発を展開しています。同社は、権利者に選ばれ、利用者から支持される著作権管理事業者を目指し、公平・公正かつ透明性の高い著作権使用料の徴収・分配、迅速かつ柔軟な対応、最新テクノロジーを活用した効率的な管理・運営を推進しています。
中期経営計画では、取扱高の拡大を目標としており、これを達成するために、著作権等管理事業におけるデジタルトランスフォーメーションの推進、グローバルな大手利用者との協議を進めることで、著作権使用料の徴収・分配精度の向上に努めています。また、権利者のニーズに対応した柔軟なサービスの提供や、音楽出版社の業務代行等を通じて、著作物の効率的な管理サポートと利用促進に注力しています。
デジタルコンテンツディストリビューション業務では、原盤管理システムの機能拡充や音楽配信プラットフォームとの連携を強化し、権利者に対する付加価値提供を推進しています。キャスティング事業では、新規取引先の開拓や新規コンテンツの取扱機会創出に注力し、中長期的な視点で収益に寄与する新規事業の開発にも力を入れています。
NexToneは、これらの事業を通じて、権利者の利益を追求し、時代を先読みしたサービスの確立を目指しています。また、内部管理体制の強化やシステム整備にも取り組み、安定的な業務品質の担保と業務効率化を図りながら、音楽権利ビジネスに係るあらゆるサービスを提供する著作権エージェントとしての地位を確立し、中長期的な成長を目指しています。