フォースタートアップスJP:7089

時価総額
¥75.2億
PER
11.2倍
スタートアップ企業向けの人材紹介を行う「タレントエージェンシー」、データベース「STARTUP DB」を活用した「オープンイノベーション」、スタートアップ企業への投資を行う「ベンチャーキャピタル事業」。

事業内容

フォースタートアップスは、スタートアップや成長企業向けに多様な事業セグメントを展開しています。主な事業は「タレントエージェンシー」と「オープンイノベーション」です。これらのサービスを通じて、スタートアップエコシステムの発展を支援し、産官学連携を推進しています。

タレントエージェンシーでは、人材紹介とコンサルティングを提供しています。人材紹介では、スタートアップ企業に対して適切な人材を紹介し、成功報酬を得る仕組みです。また、起業家支援プログラムを通じて、ベンチャーキャピタルと連携し、起業家の創出をサポートしています。

オープンイノベーションでは、データベース「STARTUP DB」を活用し、大手企業や官公庁とスタートアップ企業の連携を促進しています。具体的には、データ提供やPublic Affairs、カンファレンスの開催を通じて、スタートアップの成長を支援しています。

さらに、フォースタートアップスはベンチャーキャピタル事業も展開しています。タレントエージェンシーで注力する企業に対して投資を行い、成長をサポートしています。これにより、スタートアップ企業の発展を促進し、次世代のユニコーン企業の創出を目指しています。

経営方針

フォースタートアップスは、「for Startups」というビジョンのもと、日本の産業発展に貢献することを目指しています。特にスタートアップ企業への人材支援を重視し、質・量ともにNo.1のスタートアップHRを目指しています。この取り組みを通じて、企業の成長スピードを高め、スタートアップ・エコシステムの活性化を図ります。

同社は2026年3月期から2028年3月期にかけて、売上高の年平均成長率15%から20%、営業利益率15%から20%を目指す中期財務目標を設定しています。これにより、売上高と利益の両立を図り、持続的な成長を目指します。

経営環境として、AIやビッグデータの技術革新が進む中、日本のスタートアップエコシステムの未成熟さが課題とされています。フォースタートアップスは、スタートアップ支援を通じてイノベーションを促し、持続的な経済成長に貢献することを目指しています。

同社の経営戦略は、タレントエージェンシーサービスを中核に、オープンイノベーションやベンチャーキャピタル事業を拡充することです。これにより、スタートアップ・エコシステムのプレイヤーと連携し、複合的なサービスを提供します。

具体的な戦略として、スタートアップHRのポジショニング確立、支援メニューの拡大、M&Aや共創事業による規模拡大を掲げています。これにより、スタートアップの成長を支援し、エコシステム全体の発展を目指します。

優先課題としては、中核事業の拡大と収益基盤の強化、優秀人材の確保と育成、ブランド力の向上、内部管理体制の強化を挙げています。これらを通じて、持続可能な成長を実現し、社会に新たな価値を提供します。