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KOAJP:6999
沿革
1940年3月 |
東京市荏原区(現 東京都品川区)に向山一人により興亜工業社を創立 |
1941年12月 |
長野県伊那町(現 伊那市)に伊那工場を設置 |
1947年5月 |
株式会社組織に変更 |
6月 |
東京都渋谷区に東京支店を設置 |
1950年12月 |
社名を興亜電工株式会社と改称 |
1961年12月 |
株式を東京証券取引所市場第二部に上場 |
1962年10月 |
株式を名古屋証券取引所市場第二部に上場 |
1969年8月 |
長野県下伊那郡阿南町に阿南興亜電工株式会社(現 興亜エレクトロニクス株式会社,連結子会社)を設立 |
1973年11月 |
マレーシア国マラッカ市にKOA DENKO(MALAYSIA)SDN.BHD.(現 連結子会社)を設立 |
1974年11月 |
東京都千代田区に興亜販売株式会社を設立(現 連結子会社) |
1980年4月 |
アメリカ合衆国ペンシルバニア州にKOA SPEER ELECTRONICS,INC.(現 連結子会社)を設立 |
1981年1月 |
シンガポール共和国にKOA DENKO(S)PTE. LTD.(現 連結子会社)を設立 |
1984年1月 |
長野県上伊那郡箕輪町にイーストウイング(工場)を開設 |
9月 |
株式を東京証券取引所及び名古屋証券取引所市場第一部に指定替え上場 |
10月 |
石川県鹿島郡鹿島町(現 中能登町)に鹿島興亜電工株式会社(現 連結子会社)を設立 |
1986年4月 |
社名をKOA株式会社と改称(登記上の商号は「コーア株式会社」) |
8月 |
台湾高雄市に高雄興亜股份有限公司(現 連結子会社)を設立 |
1992年1月 |
中華人民共和国上海市に上海興亜電子元件有限公司(現 連結子会社)を設立 |
3月 |
長野県飯田市に匠の里(工場)を開設 |
1993年6月 |
香港にKOA ELECTRONICS(H.K.)LTD.(現 連結子会社)を設立 |
8月 |
東京都渋谷区より府中市へ東京支店を移転し、むさし野工房を開設 |
1995年2月 |
ドイツ連邦共和国にKOA Europe GmbH(現 連結子会社)を設立 |
1996年10月 |
中華人民共和国上海市に上海可爾電子貿易有限公司(現 連結子会社)を設立 |
2000年6月 |
中華人民共和国江蘇省太倉市に興和電子(太倉)有限公司(現 連結子会社)を設立 |
2001年8月 |
多摩電気工業株式会社(現 真田KOA株式会社,連結子会社)を株式交換により子会社化 |
2012年9月 |
長野県下伊那郡阿智村に七久里の杜(工場)を開設 |
2013年10月 |
真田KOA株式会社が長野県上田市に真田の郷(工場)を開設 |
2015年6月 |
登記上の商号をKOA株式会社に変更 |
2016年1月 |
長野県上伊那郡箕輪町に試験、研究開発拠点West Wing、新物流拠点South Wingを開設 |
2016年4月 |
福岡県北九州市に北九州研究所を設置 |
2017年8月 |
ドイツ連邦共和国のVIA electronic GmbH(現 連結子会社)を株式取得により子会社化 |
2018年4月 |
鹿島興亜電工株式会社が日本電子応用株式会社を吸収合併 |
2019年1月 |
長野県伊那市の西山工場に新工場棟を増築 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
4月 |
名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場に移行 |
4月 |
鹿島興亜電工株式会社が富山県砺波市にとなみの庄(工場)を開設 |
事業内容
KOAグループは、電子機器の回路部品(抵抗器、IC、複合部品など)の開発、製造、販売を主軸に事業を展開しています。このグループは、KOA本体と19の子会社、2の関連会社から成り立っており、グローバルに事業を展開しています。
事業セグメントは、地域別に日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパの4つに分けられています。日本では、KOAと興亜エレクトロニクス㈱を含む4つの連結子会社が高度技術製品や高付加価値製品の生産を担当し、9ヶ所の営業所と興亜販売㈱が販売を行っています。
アジアでは、生産コストの有利性とグローバルな事業展開を目的として、高雄興亜股份有限公司や上海興亜電子元件有限公司などの連結子会社が抵抗器などの生産を手がけ、KOA DENKO(S)PTE. LTD.などの連結子会社が販売を担当しています。
アメリカでは、KOA SPEER HOLDING CORP.とKOA SPEER ELECTRONICS,INC.が販売拠点として機能しています。ヨーロッパでは、KOA Europe GmbHが販売を、VIA electronic GmbHが研究開発をそれぞれ担当しています。
これらの事業展開を通じて、KOAグループは電子機器の回路部品分野でのグローバルなプレゼンスを確立しており、各地域での生産拠点と販売網を強みとしています。
経営方針
KOAグループは、電子部品業界において、抵抗器、IC、複合部品などの開発、製造、販売を行うグローバル企業です。同社は、株主、顧客、社員、地域社会、地球という5つの主体との間に信頼を築き、企業価値の向上を目指すことを経営の基本方針としています。経済の不透明感が強い中、同社は2030年に向けた長期ビジョンと2022年度から2024年度の中期経営計画を策定し、確実な成長のための基盤づくりを目指しています。
中期経営計画では、「2030年に向けた供給体制の構築」、「KPS(KOA Profit System)の『しんか』」、「イノベーション・マネジメントシステム(IMS)の導入」、「再生可能エネルギーの導入と電力使用量の削減」、「未来を創造する人づくり」、「ガバナンスの新たな取り組み」を重点施策として推進しています。これらの施策は、サイバー空間と現実社会を融合させた「Society 5.0」の実現に貢献し、自動運転などの分野での経済発展と社会的課題の解決を目指します。
また、エレクトロニクス業界における「環境」「安全」「利便性」のキーワードに対応し、技術革新を進める自動車分野での市場発展に貢献しています。特に、カーボンニュートラル実現に向けた電動化戦略が加速する中、面実装抵抗器の需要拡大に対応するための供給体制の構築が急務です。同社は、品質と信頼性を重視し、顧客から最初に選ばれる企業を目指しています。
KOAグループは、グローバルに展開する生産拠点と販売網を強みとし、電子機器の回路部品分野でのプレゼンスを確立しています。中期経営計画を通じて、社会課題の解決に貢献し、持続可能な成長を目指しています。